小説「長城のかげ」

項羽と劉邦のまわりの人間たちを描いた短篇集。

中国古代史において「楚漢戦争」で最大のクライマックスをむかえる。と、個人的には思っている。

司馬遼太郎のあの傑作「項羽と劉邦」がワタクシは大大大好きなのだが、それに描かれている「劉邦像」と宮城谷氏が描く「劉邦像」は若干違うように感じた。

司馬氏の劉邦は人間臭くドジっ子キャラな人物だったが、宮城谷氏の劉邦はもっと神秘的な「器」のデカさをもつ男として描かれていたようにおもう。

とにかく中国史のなかでこの時代が一番好きだ。

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sundaydecember302012

小説「天空の舟」

そういえばコレ読んだ。

中国最古の王朝といわれ、つい最近まで実在が疑われていた「」王朝末期のお話。摯(伊尹)が商()の湯王をたすけ夏王「桀」を倒し、商王朝をひらくまでが描かれている。

「文字」が存在しない時代のことなので文献も記録もほぼ残っていないが、そのわずかな記録をもとに著者の想像力で活き活きとしたリアルさを帯びた物語になっている。

湯王が投獄されたりするなど、商が周に倒されるときと似てるのは偶然か?

なにはともあれおもしろかった。

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sundaydecember302012

丹田と呼吸

ドラム演奏時は両手足のどれかに意識が偏ってはよくない。「丹田」あたりに意識を置くとちょうど手足四本に均等に意識がいく。禅で言われる「丹田に意識を置く」ということが理解できた気がする。こりゃあ通じてますな。

身体の重心も丹田に。グルーヴで大事な「オフビート」も丹田あたりで感じるようになるとベスト。なんでも「丹田」ですな。

目指しているのは「ドラムを歌わす」こと。それには「呼吸」がとても重要になってくる。ギターのコード弾きでさえ「歌ってる」感がパなかったあの「呼吸」。その感覚がドラムでも得られればいいのだが……。


fridaydecember282012

決心

結局、起業のお手伝いのお誘いを受けることにした。

ワタクシ自身も「経営」というものに興味があったというのが理由のひとつ。そしてちょっと前にいまの職場を改善するためのレポートを出していたのだが、会社側の反応も判断材料にしようと思っていた。そして昨日その結果が出た。「まったくの無視」だった。こりゃこの組織の改善の見込みはないと悟った。そんなのつまらなすぎる。そんな組織は将来の安定も約束できないだろう。
”危険でヤバい道のほうが刺激的でおもしろい“
岡本太郎氏の教えを実践するときがきたか!

thursdaydecember272012

くり返される自問自答

昨日、三人でまじめに新事業の話をしていただいた。昨日は「おっしゃ、やったるか!」で感じだったのに、今日は「やっぱ忙しいのヤダなぁ」て具合。揺れまくっている。

もう考えるのもめんどくせぇ。オレはどう生きたいんだ? いままで妥協してきたから「この場所」にいるんじゃないのか? さあ、次はどうする? いままで通り流されて生きてくか? それとも生き方を変えて「我」を通すか?

いまとりあえずオレがやりたいことは「ドラムがうまくなりたい」ってこと。やらねばいけないことは「シナリオを完成させる」こと。

ドラムのダブル・ストローク・キックについてはひとまずもういいや。もっと大事な「丹田奏法」に取り組もう。そして「ドラムで歌う」のだ。

sundaydecember232012

正直めんとくせぇ

まったくシナリオを書く気にならん。まずい……。「映画監督になる」という夢が夢のまま終わってしまう。

しかしシナリオ書くのって正直めんどくさいんだよなぁ~。

thursdaydecenber202012

丹田。そして本来のダブル・ストロークとは?

なにごとも「丹田」である。

ドラム・パターンを演奏しているときに意識を「丹田」に置くと両手足が平等に意識下にはいる。もちろん重心も丹田に置く。そして理想としては「ウラ」がつねに丹田で鳴っているのが理想形なのだ。すべてが「丹田」だな。

座禅のときには「意識を丹田に置く」「丹田で考える」とかまったくわからなかったが、ドラムを通して悟った。

本来のキックのダブル・ストロークとはリバウンドを利用するものなんだな、と気づいた。それはスライド奏法を試しているときだった。スライド奏法は足の上下運動に加えペダル上を前後にすべらすわけだが、そのとき、足の裏がペダルから離れる感覚が一瞬あった。つまり「一打目」を打ったあとビーターがバウンドしてもどってきたところを押さえて「二打目」を打つ。そんな感覚。

これは腕(スティック)のダブル・ストロークと同じ感覚だ。一打目を打ってバウンドしてもどってきたスティックを「拾って」二打目を打つ、という感覚に近い。

ワタクシがいままで行ってきたアップ・ダウン奏法はシングル・ストロークの延長のような奏法だった。足の上下運動一回で二回打つ、みたいな。本当のアップ・ダウン奏法も一瞬足の裏がペダルから離れる感覚があるのかもしれない。つまりはバウンドを利用する奏法が本来のアップ・ダウン奏法なのかも?

でもそれって結構むずかしいんじゃなかろうか? だからスライドさせたり、スウィング・ステップしたりすんじゃね? 

まあ、この「シングルみたいアップ・ダウン奏法」もこれはこれで使えるからいいのだが。

とりあえずスウィング・ステップ奏法を練習しよ!

wednesdaydecember12012

マック赤坂に一票!

本日は期日前投票行って、夕飯は寿司喰った。

相変わらずキックの練習してたが、なんかビーターが打面に届かないことがよくあったのでよく見たら打面の位置が本来のバスドラのヘッドより遠かった。設計ミスってる。タオルを厚くして挟んだ。消音にもなってよい。

スウィング奏法もなんとなくできるようになった気がする。「内側にねじこむように打つべし」だな。これは速い連打の時の奏法だ。スライド奏法の代わりやな。足の位置がほぼ変わらないからスライドより安定感はあるかも。しかしスウィングだと腿の内側の筋肉が痛くなってくるのであまり膝は開かないほうがいいかもしれない。

それよりもゆるいスピードのときの連打に問題があった。「シングル・ストローク二打」と「アップ・ダウン奏法」の使い分けをテンポによって変えるわけだが、あんま安定してなかったな。

「オモテからの二打」と「ウラからの二打」をいろんなテンポで練習しよう。シングル、アップ・ダウン、スウィングを自然と使いわけられるように。

そんな感じでドラムの研究は一生懸命やりました。が、執筆のほうは最近怠けとりますな。ヤバス!

作詞もしたいし、年賀状もつくらなアカン。「師走」の字のごとくほんま時間ありませんわ!

澤口先生の「夢をかなえる脳」を図書館でかりて読みました。「才能をほめるのではなく努力したことをほめよう。自分にも人にも」でのがいいと思いました。

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thursdaydecember132012

スウィング奏法に挑戦

キックの練習に耽る。

アップ・ダウン奏法ではボンゾの「スドド、スドド」のような速い連打に対応できない。スピードとパワーが足りない。

スライド奏法にすればスピードもパワーも出るが、ここはひとつ、あのスウィング奏法に挑戦してやろうと思い立ったのだった。

デイヴ・ウィックルの動画をガン見する。


スライドさせつつカカトと内側にひねり込むような感じだ。はじめは当然のように上手くいかない。なのではじめからカカトを極端に内側に向けて「ガニ股」状態にしてダブルを踏むとカカトが「スウィング」する。この際、ペダルに触れているのは親指付け根の「腹」の部分だけ。

これだとまあまあいいかも。股関節の構造上、「ガニ股」でペダルを踏んだ方が理にかなってるのか? などと考察してみる。

フットワークについてはまだまだ研究の余地がある。

wednesdaydecember122012

人とのつながりは大切にね

午前中、町内の大掃除に参加した。伸びすぎた木の枝を切りまくってやった。昼食にカツ丼のおまけ付きだった。こういうのはこのクールな時代でも大事だよね。

夜は以前やっていたバンドのリーダーと赤羽で呑んだ。こういうつながりもいいよな。

昨日は実家に行ったのだが、昔買ったバスドラ用の練習パッドがあったので持って帰ってきて早速練習してみたが、全然フットワークできてねーことが判明。まったくだぜ!

sundaydecember092012

お断りする

やっぱり仕事の件はおことわりした。とても申し訳ない気持ちになったがしかたない。

「自分をためしたい」という欲を「時機は今じゃない」という直感で抑えこんだような感じだ。それでも「話だけでもしたい」と言ってくださった。なににしても人に認められるってうれしいものですね。

fridaydecember072012

なにを迷うことがあるか!

「ある事業所の責任者にならないか?」と誘われている。正直、ワタクシ自身にヤル気も自信もないくせに何故に迷っているのか? ちょっと「自分を試してみたい」という気持ちがあるのか? 今の職場がそろそろヤバそうだからか? ただ単に断れない性格だからか?

誘ってくれた人のまわりをリサーチするといい噂は聞かないし、なにより今は家族との時間を多く持ちたい。

答えはすでに出ているのに何故かワタクシは迷っている。何故だ?

thursdaydecember062012

スローン買う

日曜日のアキバはアツかった。「Role & Roll Station」というアナログゲームの専門店をのそいた。せま~い階段を上ると店舗があり奥のスペースでは4グループくらいがゲームに興じていた。遠目からした見ることができなかたのでなんのゲームをやっていたかは不明だがたぶんTRPGだろう。なかなかの熱気だった。

歩いてお茶の水に行く。久しぶりに茶水の楽器屋を巡った。ドラム・スローン(Pearl D-790)とキック用の練習パッド(Pearl BD-10)の価格調査だ。練習パッドは下倉が4,700円で最安値だった。スローンはとくに安くもなく「ネットで買ったほうが安いか?」といった感じだった。

中央線で新宿へ。ROCK INNをのぞくとPearl D-790が「ちょいキズ」モノでなんと3,900円(約半額)で売っていた。これは神の思し召しだと直感し購入してしまいました。テヘッ!

sundaydecember022012

今日の音楽的考察

いまドラムに関して「速く動かしたい」とか「複雑な4WAYができるようになりたい」とかいう願望はない。

腕の動きにしても足の動きにしてもまったくもって地味で基本的なことの「研究」しかしてない。四本がどれだけ楽に自分の思い通りに動かせるか。そのために一個一個の動きを確認しながら研究しているわけです。

自由自在に「歌える」ようになるまではまだまだ先は遠いですな。

「呼吸」がドラムを「歌」にしてくれるのだろう。

あと、ひさしぶりに曲を書いた。歌詞はまだラララだが。

ひとつは童話的な曲なので寓話的な歌詞にしたい。いまの世間を揶揄したような。もうひとつは明るい曲調なので「健康な精神なんて危ういもんさ」みたいなテーマを乗っけてみたい。逆説的に。

saturdaydecember012012

フットワークの研究

フットワークの研究をおこなう。ペダルなどつかわずエアで。

椅子の高さや座り方など試す。やはり60~65cmくらいは必要だ。

まずオルタネイトを左右発進で。つぎにダブルだがこれがなかなか。「足を上げるタイミング」が大切なのだがいままで結構曖昧にやってたことが判明。足を上げながら一発目を打ってるときがありこれだと安定しない。しっかりと足を上げてから落とさなければならないのだ!

ここでシングルのオルタネイトが活きてくる。シングルのときのようにダブルのときでもしっかりと足を上げる。サンバ・キックなど「足を上げ」「足を落とす」ことを意識しながらおこなう。シャッフルなども同様におこなう。

いままで足の親指の「腹」の部分で踏んでいたのだが、今日は「親指から付け根」の部分で踏んでみた。

fridaynovember302012

また個人練にいってきた

スタジオに個人練に行った。今日は収穫というより課題がいくつかみつかった。

まずゴースト・ノートがゴーストになっていなかった。これじゃ色気もなにもないじゃん。

共通するところでハイハットもイマイチだった。とくに16ビートのときの刻みの音色が汚かった。ハイハットはスネアと張るくらいに表情の豊かな楽器だから音色は気になる。

これは「手をどう動かすか」とかそういうレベルのものじゃない。「歌」としてのドラミングという段階になってきている。これはそろそろ「呼吸」を追求せねばなるまいか?

あと、やっぱり「足」だ。

前回はオープン奏法を試すためにスプリングのテンションを最強にしていたが、それだとダブルがうまく踏めないということがわかった。で、スプリングのテンションを弛めてみたがオープン奏法は可能だった。椅子を高くして重心をしっかりと腰に乗せていればペダルの調整はあまり関係ないのかもしれない。

それでもやはりボンゾ的な「スドド、スドド」という三連系のフットワークはむずかしかった。ダブルを連続で踏むのはまだ不安定だ。自宅練習するためのパッドを買うか迷うところである。まずスローンを買うか?

前回感じた「手足四本」という感覚はあまり感じられなかったなぁ。シングルのみだといいんだがダブルが入ると多少力んでいるようだ。まだまだなり。

tuesdaynovember272012

小説「侠骨記」

短編集である。帝舜の話がはいっているのでこの本を選んだ。

ちなみに四遍あって……

「侠骨記」は曹劌という魯の将軍の話で管仲と同時代。

「布衣の人」が帝舜の話。

「甘棠の人」は召公が主役の太公望と同時代の話。

「買われた宰相」は百里奚といってこれもまた管仲と同時代の話。

庶人から帝にまでなった人は中国の長い歴史のなかでも舜と劉邦の二人しかいないらしい。舜は神話・伝説の人だから実質劉邦だけってことなのかもしれないね。

しかし着実に宮城谷ファンになりつつあるワタクシである。

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tuesdaynovember272012

小説「王家の風日」

宮城谷昌光氏のデビュー作らしい。

いわゆる文王が紂王を倒す話である。商(殷)王朝から周王朝へ時代が移る話である。太公望とかの話である。紀元前十一世紀とか途方もなく昔の話である。その古さだけでも驚異である。

しかし中国の歴史はおもしろい。とくに古代史はおもしろい。

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saturdaynovember242012

セカンド・オピニオン

数日前に青山にある耳鼻科クリニックに行った。

耳鳴りがどうしても気になってしまい、「息苦しさ」や軽い「パニック症状」も出てきたので耳鳴りの専門医だという「山川耳鼻咽喉科医院」を受診することにした。

最寄りは外苑前駅。早めに着いたので銀杏並木を歩く。すでにたくさんの人が紅葉した銀杏を見にきていた。銀杏並木通りの突き当たりにある広場で「いちょう祭り」なるものが催されていた。たくさんの屋台が出ていた。受診したあと寄ろうと思いつつ受診に行く。

一時間ほど待たされ診察。セカンド・オピニオンであることを告げつつ症状を話す。聴力検査をする。ワタクシの場合、聴力自体に問題はない。つまり「難聴」ではないのに耳鳴りが聞こえるという「無難聴性耳鳴り」というもの。

不思議なことにドクターに話を聞いてもらっただけで気持ちが楽になった。やっぱり精神的なことが大きいのだろう。

帰りに「いちょう祭り」に寄ってトムヤムラーメンを喰らう。たまに食べるタイ料理はうまい。

saturdaynovember242012

神経は太くできていない

この耳鳴り、気になりはじめたら際限がなく狂いそうだ。これは精神的なものなのか? オレはパニック障害なのか? そういや動悸や息苦しさなんかをちょくちょく感じるここ最近。おそろしい……。

tuesdaynovember202012

my mental is likely to break down

ここ最近精神が不安定である。精神が崩壊するような危機感におそわれる。大丈夫なのだろうか? オレは?  いや、むしろブッ壊れてやろう。もっとブッ壊れてやろう。

本日、耳鼻科に行ったが「耳鳴りありません。気にしないでください」で片付けられた。話をまともに聞いてくれないような気がしてすごく不愉快&ムカついた。誰もオレの話をまともに聞いちゃくれないのか? オレなんて無視してもいいような存在なのか?

病んできた……。

新宿に行く。楽器店を何ヶ所がまわる。フットワークの練習がしたくてペダル用の練習パッドなんぞを見てまわった。結局いらないか、という結論に達した。それよりドラム・スローンがほしい気分。

数年前からほしいと思っていたSHIPSのピーコートは二万円。

mondaynovember192012

KOTARO AND THE BIZARRE MEN / WON-FU

昨晩は代々木Zher The Zooでコータロー&ザ・ビザールメンとワンフーのライブに行ってきた。久々のライブでもありZher The Zooはさらに久しぶりだった。

ワンフーはカラフルでキュートだった。若旦那とヒサシ・ビザールの舌が非常に滑らかだった。

キタ・ビザールとモビー・ビザールの見た目から「カッコ悪くてサエない男たちのパンク・バンドの物語」を夢想した。「R.P.G.」の続編だ。

帰りにブクロの豊田屋で酎ハイ三杯。けっこう酔った。

saturdaynovember172012

下準備終わる

小箱の下準備完了した。これから足りない部分や省略する部分や流れをチェックしてとうとう小箱作りに入る。

足りない部分とはちゃんと伏線が張れているかとか、前フリができてるかといった部分。省略は、すでにだいぶした。

物語の流れを見直したら「柱」を立てて小箱作りに突入じゃあ!!

thursdaynovember152012

個人練に行く

ひさしぶりに生のドラムを演奏してきた。たった一時間だったが終わってスタジオを出たら脳ミソがシュワシュワしてた。軽いトリップ状態?

両腕の動きについては自宅練習で散々やったのでほぼ問題なしだった。

一番の収穫はやはりフットワークだろう。課題として「ヒール・アップのオープン奏法」というのがあった。

そのためにまず椅子を高くし重心がすべて腰にくるようにしっかり座る。足に体重が乗らないようにするためである。

次にペダルのスプリングのテンションを最大にキツくし、ビーターの角度も最大にした。それで「踏む」のではなく「落とす」イメージで演奏すればそんなに苦もなく「ヒール・アップのオープン奏法」はクリアできた。とくに太股がつるような感覚もない。もっとスプリングのテンションをキツくできたらもっと楽かな、とは思ったが。

で、コレの最大のメリットは「手足四本」という感覚が実感できたこと、だ。

腰に重心があることによって両足に体重が乗ってないので両足が自由になる。いままで足に体重を乗せて「踏み込んで」演奏していたのだが(ヒール・アップのクローズ奏法)、それだと「足がなにやってるか不明」状態だった。はずかしながら「両腕+なんとなく足」な状態だった。

でオープン奏法だと余分な力が入らなくなり両足の感覚は明確になった。そのため両足がなにをやってるかわかるようになり「両腕の感覚」の位置までクラス・アップした感じである。つまり「手足四本」である。

次に足のダブルのときにスライドさせるのを止めにした。要は「アップ・ダウン奏法」にしたってことだが、やっぱスライドさせると不安定になるので、ワタクシの場合は足の裏がペダルに接している場所は動かさず上下運動のみで行う、と決めた。「音量」&「速さ」的にも特に問題なかったし。

やっぱ足も自宅練習できればなぁ~と思った。そのためにはまず椅子だな。

おまけ編として、「ウラを歌う」練習は歩きながらするといい。「8ビート」「16ビート」「三連系」と歌うウラを変えると歩き方まで変わる。つまり「体の動き」が変わる。つまりそれが「グルーヴ」というものなんじゃないかと思ったわけです。

また近いうちスタジオ行こ!

wednesdaynovember142012

謎の駅・尾久

尾久駅のホーム

JR高崎線に「尾久」という駅がある。「おぐ」ではなく「おく」と読む。23区内もっともマイナーな駅ではないのか?

気になったので降りてみた。改札出た途端、酔っ払いのおじさんに絡まれた! 予想以上に恐ろしい街である。まあ、絡まれたといっても信号待ちの間ずっと話しかけられてたって程度のカラミだが、おじさんのツバがぺっぺっと飛ぶから我が身にかからないか心配だった。

閑散とした住宅街を抜け「あらかわ遊園」に行く。ここもまた閑散として渋い遊園地であった。客の姿もまばら。


入口前にある都電


ジェットコースターもある!

フードも充実
外に出てしばらく歩くと縁日がやっていた。毎月「2」のつく日に行われるらしい。お好み焼きを食べる。おいしい。その通りには駄菓子屋があってワタクシの子供のころの駄菓子屋がそのままあった。

駄菓子屋

アヴァンギャルドな店名のネパール料理屋
荒川は「THE 下町」な区だな、と思った。尾久は風景も人も匂いまでもが昭和な街だった。

mondaynovember122012

シナリオ・スキーム #1

今回、以下のようなスキームをつかってなんとか中バコまでつくったのでメモ的にここに記す。

「シド・フィールドの脚本術」と「シナリオの基礎技術」にあった方法論を拝借し自分流にアレンジしてみた。

映画的物語には四つのポイントがある。「オープニング」「プロット・ポイント1」「プロット・ポイント2」「エンディング」だ。または「起承転結」と書き換えてもいい。これらを「点」とした場合、その間の「面」の部分を「状況説明」「葛藤」「解決」とする。「序破急」と書き換えてもいい。

イメージとしてはこんな感じ。


図では左から右へ物語は流れる。

そしてこのスキームを物語全体はもちろんとして、物語を形作る各々のエピソードにもあてはめて構築していく。その各々のエピソードのスキームの時系列はのちのち整えることとする。

まず、決めるのは「エンディング」である。これが主題である。エンディングのために全体があると言っても過言ではない。

そして、その次に作るのが「オープニング」である。これは「エンディング」のアンチテーゼである。

そして「プロット・ポイント1」に行く。これはいままで膠着していた物語世界が転がり出すポイントである。

次の「プロット・ポイント2」は転がり続けた物語の方向を解決へと急転回させるポイントである。

まず、この四つのポイントをこの順番で決めていく。全体のスキームを決め、全体を形成する各エピソードを順不同でつくっていく。それぞれのエピソードのスキームができたらそれを分解し、全体スキームの「状況説明」「葛藤」「解決」の「面」の部分に時系列に沿って入れていく。

ここまでがいわゆる「大箱」「中箱」作りにあたると思う。これを設計図とする。

この次段階は、各ポイントをくわしく書き出してディテールを彫り出し、順序などを整理してシナリオの形に近づけていく。これは次の「小箱作り」の下準備といってもいい。

とりあえずいまのところはここまで。

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sundaynovember112012

管鮑之交

宮城谷昌光の「管仲」を読んだ。

ワタクシにとって初の宮城谷作品。正確には「重耳」を読もうとしたのだが冒頭で挫折した。しかしこの「管仲」はトントン拍子で読み進んだ。下巻なんか一日で読んでしまった。

ワタクシ自身は管仲について「諸葛亮孔明が自分を管仲、楽毅に匹敵するとか言ってたあの管仲か」くらいの知識しかなかった。管仲は中国史上もっとも偉大な名宰相ということだ。

鮑叔との友情が「管鮑の交わり」といわれ有名らしい。その鮑叔との関係を軸に物語は展開していくのだが、著者・宮城谷昌光の中国古代史に関する造詣が深くて感嘆する。しかもテンポもいいし、どんどん読み進められる。

また宮城谷作品を読みたいと思った。さて次は何を読もうか?

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sundaynovember112012

行方知れずのあの子は生きているのか?

私の職場に先々月に行方知れずになったまま解雇になった青年がいた。

彼はおそらく虚言癖のある人だった。柔道の全国大会に優勝して強化選手になったとか、前カノが死んだとか、父親が死んだとか、交通事故にあったとか、いまでもどれがホントでどれがウソかもわからない。

その彼ははじめ中野に住んでいると言っていた。そして急に北区に引っ越した。で、職場に申請していた中野の住所というのが中野区にある公園の住所だったらしい。会社が中野区に訊いたところその公園内にホームレスに住居を与え自立を支援する施設があるらしい。

つまり彼はたぶんホームレスでその施設に入り住民票を手に入れ就職し(日本では住所がないと就職できない)やっと部屋を借りられた、ということなのだろう。

しかし、彼は居なくなった。やっと借りたであろう北区のアパートを管理する不動産会社から問い合わせがあったという話も聞いている。

彼はどこに行ったのだろうか? 故郷に帰って暮らしているのだろうか? 東京に来てホームレスをして生きてきた20代の本当の心の声は何を言いたかったのだろうか?

いまとなっては同情しかない。

sundaynovember042012

中バコできる

やっとこさ「R.P.G.」中バコができた。

ふぅー。まさに絵を描くか彫刻を彫るかの如く、少しずつ形作っていく作業だった。

次は『小バコ』作りに入るわけだが、こっからが本番である。今までは下準備にすぎぬ。小バコは細かいディテールを描写せねばならぬ。肉をつけなければならぬ。血をかよわせなければならぬ。「彼女ら」に命を吹きこまねばならぬ。

fridaynovember022012

小説「孫子」

以前から孫子に興味があったのですが兵法書はいまいち読む気になれなかったので小説を読むことにした。

「天と地と」で有名な海音寺潮五郎の「孫子」だ。上巻は嫁から蔑まれるダメ親爺の孫武が趣味で追求していた「兵法」が思いがけず呉の宰相・伍子胥に見出され本人の意志とは関係なく成功していくという痛快劇になっている。対称的に、下巻は孫武の子孫・孫臏が友人に裏切られ両足切りの刑に処された仇をうつという復讐劇になっている。

古代中国の雰囲気が感じられて楽しかった。次は古代中国の小説といえばこの方、宮城谷昌光の「管仲」を読も!

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mondayoctober292012

ジュリーにハマる

ジュリーこと沢田研二に刹那ハマった。

セクシーで格好良すぎ! このころのテレビとか芸能界ってめちゃデカくて面白かったなぁ~と。残念ながら現在のテレビも芸能界も小粒でつまんないのぉ……。



sundayoctover282012

左発進

ドラムについて。

やはり左発進のロールがうまくいかない。右発進を長年やってきた名残りが左手をひっぱるのか? こりゃ反復しかねーな……。

サンバキックに関してはだいぶ上達したと思われる。下はサンバキックをつづけながら上はポリリズムとかある程度「歌える」ようになった。ま、イメトレだけで実際のドラムではまだやってないのだけど。

「踏む」キックでなく「落とす」キック。これも試さなければ。

sundayoctober282012

ドラム道、道半ば

左発進のロールのツブがそろわない。アクセントをつけずフラットに転がせばツブもそろうがアタマにアクセントをつけた途端ヨレる。左のアップ・ダウンが安定してないのか? いつも優遇されている右が前に出てたいと主張しているのか? ドラムはじめて20年。ドラム道はまだまだ道半ばである……。

あと「呼吸」である。一体どのタイミングで呼吸するのか? それ以外のところでは息は止めるのか? ゆっくりと漏れるように吐きつづけるのか?

ネット上にポンタ氏のインタビューが載ってて、そこに「8分の裏、3連の裏、四分音符、二分音符」という言葉があった。ビデオでは「どこで吐くか」という台詞もあったから、息は止めているのか? う~む。自ら研究しろってことか……。


追記:
レギュラー・グリップはあまり寝かせないほうがいいようだ。ポンタ氏のビデオ見てて気付いた。ポンタ氏には色々教わること多いな!

sundayoctober212012

空気

空気になりたい。

空気並に誰にも気付かれないほどの存在感のない人間になりたい。

通り過ぎる人たちはぼくのことが見えない。

ぼくは風の吹くままに流れていくだけ。

ぼくは空気になりたい。

暴力衝動とその魅惑

彼らは、「怒っているから」という理由だけで暴力を行使したわけではない。なぜならそのあとスッキリとした気分になることを経験上知っているから。一種の快感でもあった。後悔や良心の呵責といったものはだんだん薄れ、それに反比例するように行為の質と量はどんどんエスカレートしていった。暴力を行使することへのハードルも下がっていき些細なことでも「キレた」。それは彼らにとって魅惑的な行為になっていた。

まだまだ未熟者

左手発進のロールのツブがそろわない。16分のロールなんて何万回も歌ってきたはずだから自分のなかに無いということはないはず。ならば腕が言うこときいてないということ。ポンタ氏のようにはいかないか。トホホ。

タカタカと反復練習を繰り返す。

やっぱりバウンドの有無はスティック・コントロールが全然ちがうのだな。と実感。

サンバやシャッフル系のパターンをイメトレ。分離なんてわたしにゃ無理。パターンなんぞは「同時に打つ」か「交互に打つ」かのどちらかでしかねー。

ドラムひとつとってもまだまだ新しい発見があるものだす!

tuesdayoctober162012

「踊る3」観た

「踊る3」を観てきた。

今回はストーリーもよく練られてて、中盤あたりからサスペンスになったりシリアスになったりとなかなか引き込まれました。

しかし、「踊る」は本当に今回でFINALなのか? そんならホント惜しい。なぜなら、鳥飼ら三人というとても素晴らしい敵役が今回で完成したから、だ。

青島たちはいままでは警察組織の不条理と闘ってきたわけですが、室井さんが偉くなると自然その対立軸は成立しなくなってくるわけで、だとすると組織の不条理を心底憎んでいるあの三人は青島たちの新しい敵役になる(ある意味「新たなる希望」か)!

見える~。その光景が見える~。

もう一度言いますが今回がほんとにFINALなのか? スターウォーズは全6部で第4部(副題「新たなる希望」)からルークの冒険が始まった。なので「踊る」もこのMovie4から新しい展開になるんじゃないか? と勘ぐりたくなるわけです。

これでFINALなんて言わず是非次回作もつくってほしいです。いちファンとして。

しかし今回は新宿のバルト9て映画館で観たのだが、音響悪すぎ!!! 音がデカすぎて心臓バクバクいいましたわ! ほんとサイテー! もう二度と行きませんわ!!

tuesdayoctober162012

不穏な世界

近頃、事故に遭遇することが多い。

人身事故で電車が遅れたり、近くで交通事故があったとか、ワタクシ自身も攻撃的になり街中でガンを飛ばし相手に笑われて自尊心を傷つけられるという愚行を犯している。

月の満ち欠けとか光の色とかに人間は影響されるという。人間個人の精神力とか意志とか矮小な存在でしかないのだな。「自己」なんてまわりに振り回されるだけのちっぽけなものなんだな。

そもそも「自己」とか「自我」てなんなん? 東洋思想で「自我なんてものは幻である」とかいう。そんなものはだたの勘違いよ、と。

fridayoctober122012

BREMEN



この演奏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! バンドとオーケストラの完璧なアンサンブル!

そしてこの歌詞!! これはなんのメタファーなのか? これが震災のことを語ってるとしたら岸田、ネ申すぐる!

注)この曲を発表した年代や岸田が京都出身ということを考慮すれば「震災」とは阪神淡路大震災のこと。

「そのメロディは街の灯りを大粒の雨に変えてゆく」という歌詞があるが、「音が光を物質に変化される」ちゅーなんともメルヘンでファンタジックな歌詞なこと!!

それがブレーメンという童話のイメージと牧歌的なメロディとストリングスの演奏に相まって、完璧な世界観を築いてらっしゃる!

Excellent!!!

サンバとドラえもん

そうか……サンバのビートは16beatじゃなくて、どちらかというと8beat(または4beat)なんだぁ……。捉え方によって難度が全然ちがった。

先日、スティックを持った感覚が変わった。「ドラえもんの手」になったイメージ。「支点がどこ」とか「力点がどこ」みたいなものはなくなって(実際はあるのだろうけど感覚的に)丸いドラえもんの手にスティックが刺さってるような感じ。

この感覚は左手はレギュラー・グリップで、右手は人差指を伸ばして手全体でゆるく握るいわゆるフリー・グリップでタカタカやってたらそういう感覚になった。推測するに、両方のグリップともスティックを握る面積が狭いから支点と力点の間隔も狭くなってそういう感覚になったのだろう。

昨日、ヒッコリーのスティックを買ってみた。いままでメイプルのスティックを使っていたのだが、きっと考えがあってそうしていたのだろうけど、その理由を思い出せない。


saturdayoctober062012

雨にふられて

本日は休日のためぶらっとブクロへ行く。

まず新しいiPod touchを見にLABIに行くもまだ発売されておらず。トホホ。orz...

代わりにiPhone5をさわってきた。縦長になって「カワいらしさ」が薄れたような……。簡単に言っちゃえばあんまり惹かれなかった。ならば型落ちの第4世代でいいんでないか? と思ったり。

次にP'PARCOのイシバシ楽器に行く。楽器店に行くこと自体がひさしぶりだった。ドラムの練習用パッドなどを見る。一瞬なやんだがやっぱ購入しないことにする。ドラムはアコースティック楽器だ。「生」でなければならない、と。パッドで練習したいことなんてモーラーくらいだしね。とどのつまりモーラーできなくてもいいしね。それよりも体得したいことは山ほどあるし。

近頃ドラム熱が再燃している。村上ポンタの動画をニコ動で何回も見ている。やっぱ良い。この教則ビデオはもっていたのだが手放してしまった。しかもVHSのビデオデッキもないしね。「筋肉」「呼吸」「歌い方」「オフ・ビート」……。やっといまになって理解できることも多い。いっちょドラムを極めますか?!

サンシャイン通りにてハンズに向かっている途中で雨にふられた。止みそうもなかったのでしかたなくコンビニで傘を購入。

十条駅にて下車。北区中央図書館に向かう。外観はレンガ造りという北区らしからぬ洒落乙な図書館なのだ。行くのは初めて。向かうすがら大量の女子大生らとすれ違う。近くに大学がふたつもあるようだ。

で、すごく遠回りしてしまう。自衛隊の駐屯地などがあり、すごく閑静。図書館は中身は現代的でこれまた北区らしかぬキレイなものだった。海音寺潮五郎の「孫子(上)」を借りる。

帰宅しようと十条駅で埼京線に乗ろうとしたとき電車がホーム直前で急停車した。人身事故だと。しかたないので東十条駅まで徒歩で行き京浜東北線で帰ることに。赤羽駅に着いても埼京線は止まったままだった。しかし結局電車と人は接触してなかったそうな。まったく人騒がせな。

無事帰宅す。

wednesdayoctober032012

マイ・バック・ページ



DVDで「マイ・バック・ページ」なる映画を観る。

舞台は70年代の全共闘運動真っ盛りの日本。おセンチな記者と虚言癖がある革命家志望の青年の話。

まあ、いろいろあるのだがこの映画はなんと言ってもラストの妻夫木君の演技に集約されている。このラスト・シーンのための二時間半と言っても過言ではない。そんな映画だった。ちなみに監督は「リンダ・リンダ・リンダ」の山下敦弘

女の子と妻夫木君演じる記者が映画館でデートする場面がある。映画を見終わったあと二人はその感想を述べ合う。そこで女の子は「最後にジャック・ニコルソンが泣いたシーンが良かった」と言う。「真夜中のカウボーイ」でダスティン・ホフマンが泣いたシーンが好きだと言う。そしてきちんと泣ける男が好きだと言う。

そしていろいろあって記者の人生は挫折する。

ラストでたまたま入った居酒屋の店主が取材先で知り合った元運動家青年だった。彼には記者という身元を隠して付き合っていた。その彼も革命とは縁のないただの家庭持ちの男になっていた。そこで魅せる妻夫木君の涙、そして笑顔……。

映画とはやっぱり、「構成」と「伏線」の芸術ですね。

たった二時間ちょっとの制限された時間で語られる物語。いや、むしろ二時間ちょっとだからこそ、それは「映画」になり得るのか? ま、言えることはひとつ……

映画ってほんといいものですね。

マイ・バック・ページ [DVD]
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tuesdayseptember252012

宣言

オレは映画監督になる!

ア~ンド……

バンドマンにもなる!
tuesdayseptember252012

クラウド・コンピューティングなぅ!

iPod touchのDropboxを同期させ、Plain Textなる簡易テキストエディタ・アプリをインストールする。簡易エディタなので使い勝手は悪いが、クラウド・コンピューティングの恩恵は十分に感じられる! クラウド素晴らしい……。

fridayseptember212012

タカタカタカタカタカタカ……

600円でコルグのメトロノーム買った。ちっちゃい。こりゃおもちゃだね。もっぱら「裏拍」で鳴らして練習す。

厚さ3mmのゴム板と厚さ2cmのウレタンをくっつけて練習用パッドを自作したがバウンドがイマイチだった。以前、父につくってもらったパッドは完璧なバウンドだったが、それはもう捨ててしまった。

最近はストロークの練習をしている。フリー・グリップとレギュラー・グリップで。スティックがヒットした瞬間に「握りこむ」のではなく跳ね返ってきたスティックを「拾う」感覚で。筋力をつかって振り下ろすのではなくスティックの重さを利用する。

ドラムに筋トレは必要ナシ。

fridayseptember142012

PSIとモーラー

そういや「マザーウォーター」と「X-MEN:ファーストジェネレーション」見た。「マザーウォーター」は特に事件は起こらない。その街の人々の日常と関わり合いをほんわかとゆるく描いている。妙な心地よさがあった。「X-MEN~」を見て自分はどんな超能力が欲しいか、とすこし考えた。やはり念動力かな。

近頃ご無沙汰していたドラム情報を漁っていたら「フリーグリップ」やら「モーラー奏法」というキーワードをよく目にする。「なんやそれ? 新しい奏法かいな?」と思っていたが調べもせずしばらく放置していた。で昨日調べた。むしろ古い奏法なのだそうだ。フリーグリップとか知らんうちに使ってた。そしてジャズの速いレガートができずにいたのだがモーラー奏法でやってたのね。



saturdayseptember082012

三角絞めとトラボルタと十代の劣情

DVDを三本レンタルす。あまり期待していなかったが三作品とも意外におもしろかった。

「SP 野望編」
派手さを削ぎ落とした生々しい格闘シーンがいい。こういう映画にストーリーは逆に邪魔。これくらいのほうがちょうどいいネェ。

「ヘアスプレー」
ご陽気なミュージカル。お母さん(!)に扮するジョン・トラボルタがキュート。不気味なイメージの強いクリストファー・ウォーケンのお父さんも逆にかわいかった。

「俺たちに明日はないッス」


十代の劣情を柱に描かれる青春群像劇。タバコ吸って麻雀やってるシーンなんかあって「オレらもやってたな~」と記憶が蘇った。十代の痛み。懐かしいね。それもあまり思い出せないほどに歳をとっちまったけど……。

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fridayaugust242012

機種変とポパイ

機種変した。Wifiルーター付きのPHSに。

本体が0円でしかも基本料金も1,000円ほど安くなってたので「こりゃ買いだろ!」と即買いした。それによってワタクシのiPod touchがスマホもどきに変身! いやー、これで充分でしょ!

そのあと、マイ・ワイフと約一年ぶりに二人っきりでデートした。

両国にあるベルギービールの店に行った。以前、タモリ倶楽部で見て知った店。常々行きたいと思ってた店で念願叶ってやっと行けたってわけ。

週末ってこともあるんだろうけど、すんげー混んでた。いろんな種類のビールがあって「ビールも奥深いんだな」と思った。

fridayaugust172012

ゴタサタ・ミーティング@赤羽


バンドメンバーと赤羽で呑む。「八起」と「紅とん」で。

公の場では書けないような「卑猥」な話ばかりであった。自分がけっこう正常だとわかり、おかげで生きる力が沸いてきたw。

以前ココ(mongolian chop sticks: 呼吸を合わせろ!)で書いた「ブレスを合わせればバンドがグルーヴする」をドラムとベースで検証したかったのだが、ベーシストが仕事で忙しいそうでなかなか実現しそうにない模様。トホホ。

23時帰宅。

wednesdayaugust152012

ヘレンとしずちゃん

「ペイ・フォワード」観る。以前「午後のロードショー」で放映されていておもしろかったんだけど中途半端にしか見れずにいたのでレンタルしてきた。最後がバッド・エンドなのがワタクシ的には「来なかった」。しかし役者って魅せるね。表情で語るね。相変わらずヘレン・ハントがキュートだった。

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「フラガール」観る。いい映画だった。炭鉱閉山の予感、立ちはだかる母、友との別れ、などなど……序盤にアンチテーゼが必要十分に用意されていて、それがエンディングに向けて集約され解決する。それが主役だけじゃなく主要な登場人物みんなに用意されていて、それが絡み合う。丁寧な作り。

ダンスもはじめは全然うまくいかず、ドサ回りでもダメダメ。しかし彼女らはいくつかの困難を一緒に乗り越える。とくにしずちゃんがそのシンボルとなっている。最後には笑顔で踊るしずちゃん。いいシーン。

そしてなによりクライマックスのタヒチアン・ダンスのシーンは圧巻! 蒼井優のソロ・ダンスに震える。

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tuesdayaugust142012

呼吸を合わせろ!

こんなブログを見つける。

バンドアンサンブルの極意!! その3

「バンドアンサンブルはバンド演奏者全員で呼吸を合わせれば(ブレスをそろえれば)自然とグルーヴする」というもの。

そういや村上ポンタ氏もおなじこと言ってた。

ライブなどでボーカル以外の演奏者もボーカルラインを歌いながら演奏してる場面を見かけるが、アレもブレスをそろえるためにやってるのか?! 歌モノならばボーカルのブレスに合わせるのが一番わかりやすい「呼吸の合わせ方」だもの。

う~む。コレ、まじめに検証したいんですけど。

saturdayaugust112012

How to play drums

そういやオレってどうやってドラムを習得したんだろう? 

はじめはひどかったな。常時スティックを握りしめて力まかせに叩きつけて、抑えつけてたな。当然、音色は汚くてタイムもヨレヨレだった。ただの「エクササイズ」に成り下がってたな。まったく「音楽」でも「演奏」でもなかった。

 「音符に縛られること」は必ずしも正確性を約束しない。むしろ逆の結果を生む。結局それは「音楽」でも「演奏」でもなくなる。本来、ドラムから出る音が演奏者の「歌」にならなければならないのに……。

ひとつに、フォームを見直した。脱力から振り上げ、振り下ろす。そして「打つ」瞬間だけ「ギュッ」と握る。ムチのように。そのコツを学んだ。

 そして「ウラ拍」。「リズム」または「グルーヴ」の源。 

しかし「フットワーク」疎かだった。トホホ……。「下から固める」のが正しいのかも。つもり「キック」。ハイハットやライドシンバルのレガートはガイドじゃなく「色彩」かも。

 そして究極には「アンサンブル」。果たしてオレは「アンサンブル」のオーガニズムを体感したことがあるのだろうか?

 つまりは未だに「ドラムを習得した」とは言い難い、と言うことか……。う~む。

 fridayaugust102012

映画こそが人生だ!

やっと「英国王のスピーチ」と「ブラック・スワン」を観た。DVDで。

「英国王のスピーチ」おもしろかった。とても映画「的」な映画だった。ジョージ6世とローグが散歩する場面が「映画的」だった。二人がぶつかって心が離れていく場面。とても比喩的で映画的なシーンだった(是非観てください)。構成も正当派でよかったなぁ。こういうド直球な映画はいいですね。

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「ブラック・スワン」もエロくてサイコでなかなかおもしろかった。ナタリー・ポートマンの独壇場な映画だった。

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やっぱ映画は人生そのものだすな。

thursdayaugust092012

マダムとシャリキン

だいぶ前になるが赤羽駅前にある「まるよし」にいった。

この店、のれんで店内がよく見えない。イメージでは板前さんが串を焼いているような店だと思っていたのだが中に入ると予想外。マダム数人が店を切り盛りしてた。焼きもマダムがやってた。瓶ビールと煮込みを注文。

和む店だ。また来ようっと。そしたら今度は「キャベ玉」と「シロ」と「バイス」をたのもうっと。

×          ×          ×

先日、高校時代の友人三人と新橋で呑む。念願の「かわち乃酒場新橋道場」へ。ここもまた予想とは違った店だった。オヤジがハチマキ巻いてやってるような店かと思いきや、若い夫婦で営んでいるこじんまりとした店だった。そして、この日はもうすぐ4歳という娘さんも店内にいた。カワユス。

この店に来た目的である「シャリキン・ホッピー」をいただく。これが二回目のシャリキン体験だった。が、「ワタクシは氷有りのほうが好みかもー」と悟ってきた。

その後、ビールやら日本酒やらをチャンポンし、体調不良だったのもあいまって、帰り道に久々のリバースをしちまった。トホホ。こういう時いつも「もう酒やめよ」と思うんだけど、やめられないのよね~。

thursdayaugust022012

灼熱地獄 in TOKYO

灼熱である。

本日は免許更新のため新宿都庁にある「免許更新センター」なるところへ行く。が、東京は灼熱地獄だった。汗をだらだらかきながら熱中症の心配をしつつセンターに向かう。

センター内ではお巡りさんたちがベルトコンベアーよろしくの流れ作業で手続きをこなしていく。ワタクシは「優良」なので30分の講習で済んだ。

帰り道、イエローサブマリンの看板が目に入る。二階のTRPGフロアへ。知識のないワタクシにはなんだかよくわからないがなんか楽しかった……。あ、「ソード・ワールド2.0」は名前だけ知ってた。

昨日、初心者の初心者による初心者のためのD&Dの会in東京というサイトを発見する。TRPGには興味があるものの、こういう集まりに参加しなければプレイする機会はあるまい。しかしワタクシに参加する勇気があるだろうか?

いま「史記」を図書館で借りて読んでる。太古の中国史オモシロイ。しかし、こんな太古の中国を題材にした小説なんてないだろ、と思ってたら結構あった。

重耳(上) (講談社文庫)
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宮城谷 昌光
講談社
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なかでも評価の高い宮城谷昌光の「重耳」を今度読んでみようと思う。この作家さん、他にも史記モノの小説を書いている模様。ていうか、かなり有名な作家さんらしい。司馬遼太郎の後継みたいな方らしい。自分の不明を恥じます。

夕方、友人と我ら家族でお寿司を喰らう。

fridayjuly272012

水滸伝と史記と戦術

北方三国志を読み終わり、三冊の本を買った。

×          ×          ×

まずは、評判のいい北方「水滸伝」。

水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)
北方 謙三
集英社
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水滸伝は中学時代にジュニア向けで読んだことがあるが内容が記憶にない。最近、再度挑戦したが途中で挫折した。面白くなかったから。さて、北方「水滸伝」だが、これはキューバ革命を下敷きにしているらしい。さてどうなのだろう? 読破できるか今のところわかりませぬ。

×          ×          ×

次に「史記」。「尭舜」時代から「項羽と劉邦」までの中国史が面白い予感がしたので。

史記〈1〉覇者の条件 (徳間文庫)
司馬 遷
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「ちくま文庫」か「徳間文庫」かで迷い、「読みやすさ」で「徳間」にする。が、「図書館で借りて読む」レベルだったかも。だって高いんだもの(1,200円)。

×          ×          ×

北方三国志を読んでいて「戦術」に興味が出てきた。てなわけで……

戦術と指揮―命令の与え方・集団の動かし方 (PHP文庫)
松村 劭
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意外と面白かったコレ。なので……

名将たちの決定的戦術 (PHP文庫)
松村 劭
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名将たちの伝説的戦術 (PHP文庫)
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コレとコレも購入してしまった。「戦術」おもしろいかもー!

thursdayjuly122012

混乱の渦中で

三国志〈13の巻〉極北の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
北方 謙三
角川春樹事務所
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とうとう読み終わった。物足りなかった。というか、もっとこの物語を読んでいたいという思いか。

英雄が死んでいく。そのなかでも曹操の死に方はとても印象的だった。病のすさまじさと残酷さを感じた。

魅力的な登場人物が多いが、そのなかで自分は簡雍だな。

×          ×          ×

幼児の便秘について調べる。やはり「食事」「運動」「生活リズム」と、大人のそれと対処はおなじ。生活のリズムを整え、水分をたくさん摂って、繊維質の食物を食べる。そこらへんから改善してみよう。最終手段で浣腸か。

あと、ベビーサインについての本を図書館で借りてきた。勉強しよう。

×          ×          ×

奥さんが週明けから入院する。ワタシは愚かである。ワタシはこの困難を乗り越えることができるか?

変な夢

今朝、変な夢を見た。

デッカい豚がいるんだが、そいつが子どもを産んだという。しかし、その子豚はなぜか人の子の姿をしていた。赤ん坊だった。豚小屋にいたせいで顔なんか汚れで真っ黒なんだが、笑顔がめちゃくちゃかわいかった。

まあワタシ自身、夢の中で「なんで豚が人の子を産んだんだ?」とか色々思うところもあった(混血のせいかその子には若干の障害があるようだった)。それよりもその子が不憫だった。そしてそれ以上にその子がかわいかった。

それでワタシはこう言うのであった。

「この子、人として育てない?」

目が覚めたワタシは気分が沈んでいた。虚しい気持ちに包まれていた。思ったことは「生まれながらに障害をもっている子や、劣悪な環境にしか生まれることができなかった赤ちゃんはこの現実の世界にたくさんいるよな。この夢は、そのメタファーだな」だった。

けど、そんなことよりも、どんな赤ちゃんだとしても、赤ちゃんはみんなかわいいよな!

sundayjune242012

これが小説家というものか

とうとう十二巻である。

関羽が死に、曹操が死に、張飛が死に、そして劉備も死んだ。この小説は「人の死」について書かれた小説だった。英雄たちの死が哀しくも感動的だ。「死」をこんなにも真摯に真っ向から扱った小説をはじめて読んだかもしれない。

英雄が死んでいってもまったく飽きさせない。これが小説家というものか。横山三国志であんなに退屈だった南蛮行も、逆に説得力をもたせて展開させていく。

これから先には孔明と司馬懿の対決が待っている。その対決に向けて徐々に盛り上がっている途中。

しかし、司馬懿があんな変態にキャラ付けされてるとは……。

三国志〈12の巻〉霹靂の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
北方 謙三
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sundayjune242012

野音、晴れる

17時半開演。まだ明るい。そして雨は降っていない。

「Theピーズのライブ」て理由でいつもよりビールを呑んでしまった。計三本。それが気持ちいい。缶ビールとバカロックに酔っ払った。

しかし終盤に急激な気分の落ち込みがくる。「オレは他人の目ばかりを気にして自分の気持ちを抑えて我慢ばかりしていた」みたいな想念に襲われ、なんともやってらんねー気分になった。

しかしラストの「脳ミソ」ですべてが吹っ飛んだ。全部解放された。そこに「他人の目」も「我慢」もなかった。オレはただ音楽に身を任せ身体を揺らして叫んでいるだけだった。それが全てだった。

やっぱロックだった。それに比べたら日常の日々のほうがむしろ嘘っぽかった。

×          ×          ×

帰りに新橋まで足を伸ばす。目をつけている二軒のうちの「浅草弥太郎」に単身突撃す。

ここは三冷ホッピーを目当てにしていたので早速「ホッピー白・氷なし」を注文。感想は「ま、こんなもんか」て感じ。つづいてキンミヤ酎ハイ。けっしてまずくはないが、あそこの酎ハイとは比べようもない。

×          ×          ×

本日は美しい女性ばかりに遭遇し、驚愕す。

saturdayjune232012

やっぱ空だろ!

昨日、我が実家へ行った。バス乗って、電車で一駅移動して、またバス乗って、て約一時間半の道程。

我が両親は孫の顔を見れて上機嫌だった。娘も人見知りを発動することなく終始上機嫌だった。行った甲斐があったというものだ。



龍樹 (講談社学術文庫)
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読んだ。要は、「縁起」ということだ。非常にシンプル。「有部」はプラトンのイデアのような考えだったらしい。つまり「空」じゃなく「実有」。

そこで、こんなサイトを発見。

チベット仏教哲学の意義『チベット仏教哲学』松本史朗著(大蔵出版)より

ここの一節がすべてだ。
“かくして、大乗仏教の思想というものが、基本的には、「空から有へ」 と変化する非仏教化、ヒンドゥー教化の道をたどったことが、示されたであろう。そして、最後に行き着いた先が、全く<ヒンドゥー教そのもの>と言っても過言ではない密教だったのである。”
原初の仏教にあまり「宗教臭」を感じず、むしろ「哲学臭」を感じるのは「一切は空」という非常にラジカルでシンプルな思想のせいだろう。

それも時代を経るごとに宗教色を帯びていったということか。

そう思うと、「唯識」も「有」である。思想的にはたしかにおもしろいが、やっぱり原始仏教へと原点回帰した「中観」が本来の仏教の姿だと思った。

saturdayjune232012

中観とハードボイルド

本日は快晴なり。昼過ぎに赤羽公園あたりを散策。ってとくになにもないけど。ビビオにて父の日のプレゼントを購入。ユニクロのポロと短パン。

そして奥さんと軽く喧嘩。

以前挑戦して挫折した「龍樹」に再チャレンジしている。今回は根気強く丁寧に読み進めていこう。

龍樹 (講談社学術文庫)
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三国志。関羽につづいて曹操も死んだ。

吉川版や横山版だと前半に活躍した英雄たちが中盤以降次々と死んでいくにつれつまらなく退屈になっていった。が、北方版だと英雄たちが死んでいくごとにダンディズムが深くなっていく。さずがハードボイルド小説の大御所!

「三国志」は英雄たちが夢を掴む物語ではなく儚く夢に破れる物語。しかもそれがけっして悲劇的ではなく「男たちの物語」として熱く描かれている。

歴史的正当性はないかもしれんが、もとよりそんなものは求めておらず、面白い物語であればいいのだ。その点で北方三国志は三国志モノのなかでは最高だと。

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tuesdayjune132012

「おいしい酎ハイ」は伝説か?

昨日、夜勤明けの帰りに赤羽「いこい」にいった。本店ではなく支店のほうに。

小雨が降っていたので客足はまばら。まず酎ハイをたのんだ。炭酸にまったくキックがない。ダメだ。次に生ビール。酸っぱい。ダメダメだ。

赤羽屈指の有名店だが言われてるほどじゃなかった。この様子じゃ「喜多屋」も期待できないな……。

おいしい「キンミヤ&強炭酸」酎ハイを出す店はないのか? ブクロの「豊田屋」だけなのか?

視点を変え「三冷ホッピー」をググった。できればキンミヤがのぞましい。恵比寿の「たつや」が有名らしい。ココ昔に行ったことあるも、そのときワタシはまだホッピーに目覚めてなかったのでスルーしてたorz。

「キンミヤ三冷ホッピー」という条件にぴったりマッチしてる店が一軒見つかる。新橋「浅草弥太郎」。あと学芸大学を歩いてたら見つけた「さいとう屋」。ここも「キンミヤ三冷ホッピー」らしい。一回殴り込みに行かねば。

sundayjune102012

夢のような生活

先日のことだが、奥さんが娘をつれて実家に帰った。といっても三行半をつきつけられたわけじゃない。フツーの帰省である。

で、約十日間一人暮らしだったわけだ。

かといって、一人で呑み屋に行くくらいしか羽をのばす術を知らず。変わったことといえば、スケベなサイトを誰にも遠慮せずに見放題なくらい。

そして、奥さんと娘が帰ってくる日。ワタシが仕事から帰ってくると二人が迎えてくれた。そのときのワタシの心の言葉は

「ああ。夢じゃなかった」

十日間の一人暮らし。それは味気ない時間だったのだろう。無意識だけど。そして「奥さんと娘がいる生活」にリアリティが薄れていったよう。三人で暮らす生活が夢のことのように感じられていたようだ。無意識にだが。

だから、二人が帰ってきて家にいるのを実感したとき「夢じゃなかった」と思ったのだろう。つまり今の生活は「夢のような」生活だ、ということか? www

wednesdayjune062012

冗長なり

横山光輝の「三国志」全60巻を読了す。二ヶ月以上かかった。

感想として、まず「冗長」だった。漫画だからまだしも「三国志演義」や「吉川三国志」みたいな活字なら読み通すのは無理だったろう。

そしてやはり関羽、曹操が死ぬあたりから急激に物語は失速するな。これは仕方ないことだけども。そして張飛、劉備も死んで孔明一人になると終盤の司馬懿との決戦以外に見せ場はほぼない。

三国志の悲しいところは、英雄が一人も野望を叶えることなく死んでいくところなんだと思う。ある意味バッド・エンドな物語。

しかし「三国」としてるも実質は曹操勢(魏)と劉備勢(蜀)の対決だな。呉は基本、脇役。英雄は周喩だけ(その周喩が三国志の中の最大のクライマックス「赤壁の戦い」の立役者なのだが)。

てなわけで横山三国志によってオーソドックス(?)な三国志のスジを知った。これは北方三国志を「より面白く読む」ために必要だったのだ! しかしその北方三国志もそろそろ関羽に死の影が忍び寄ってきているのであった……。

三国志 (1) (希望コミックス (16))
横山 光輝
潮出版社
wednesdayjune062012

RTSと赤羽散策

北方三国志8巻を読んでいる。そのなかに出てくる台詞に泣ける。小説のなかの台詞は「詩」みたいなものだ。その一節が深く心を揺さぶる。

三国志 (8の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)
北方 謙三
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しかしこの小説のなかに出てくる戦の駆け引きを体現できるゲームはないものだろうか?

軍の調練の優劣があって、兵の武装の優劣があって、それを率いる将軍の統率力の優劣があって、それらが軍の陣形や迅速さに如実に反映されて、さらに自然を利用した計略(水攻め、火計)もできるRTS(Real Time Strategy)はないのか? さらに城や街や田畑の整備もできるようならサイコーやな。



夜に赤羽を散策。呑みたい気持ちをグッと抑える。まるます屋、川栄、八起、まるよし、をピックアップ。とりあえずこの四軒には行ってみたい。

そういや、赤羽の路上でじいさんが鼻血出して倒れてた。学生らしき男子が看病してた。赤羽で見るはじめてのバイオレンスだった。

でも、赤羽に来て不快な思いをしたことはいまだ、ない。



シナリオの件。

誰の視点にするか? 梅か? 桜か? いままで桜でやってみたが、今また梅を検討している。しかし何年かかってんだか。あっち行ったり、こっち行ったり。完成する日はやってくるのかね? まったく!

fridayjune012012

孔明と夕立ち

休日。ひとりの休日。

なんもしてねー。洗濯したけどすんげー夕立ちで台無しになったくらい。散髪も行ってねー。もう十ヶ月くらい行ってねー。

横山三国志を50巻まで読了。あと10巻か。しかしつまんね。北方三国志にとうとう孔明が登場した。やはりこっちのほうが読み応えある。しかしこちら省略や脚色がされているから、先行してオーソドックスな三国志(吉川 or 横山)を読んでいるのである。北方三国志をより楽しむため。

赤羽か地元の呑み屋に行こうかと思っているのに雨が止まない。あ~あ。

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mandaymay282012

雨の東十条

結婚一周年である。なんとか一年もちました。

といっても雨。お出かけの予定はキャンセルされ、ワタシは一人雨のなかを出かけるのであった。

JR東十条駅で下車。北区の神谷図書館へ行く。横山三国志の41巻~50巻を借りるために。なぜなら近場の図書館にないから……。わざわざここまでえっちらおっちら来たというわけ。

無事借りたあとバスで帰ることも検討したが考え直し再び東十条まで戻る。埼玉屋に入ろうか迷ったが一人で入る勇気が出ず帰宅することにした。

昨日「謎の彼女X」を買った。今後も買って読むかは検討中。


あと本屋で見かけたコレがコレ↓が気になった。


あとコレも。レディオヘッドを8ビット音源でw。ファミコンっぽくて良い。





シナリオ、音楽、プログラム……ワタシのやってることを総合すると行き着くのは「ゲーム」てことになるのかな?

tuesdaymay222012

複数の一人称

四巻を読了。全体の三分の一ほどまできた。

北方三国志は独特な一人称で書かれている。三人称的な一人称とでもいえばいいか。そして語り部が変わっていく。

たぶん語り部が交代していくから完全な一人称(私)ではないのだろう。そして一人称にすることで登場人物らに感情移入ができる。そこらへんが司馬遼太郎の作品とは趣きが違うところか。

三国志は登場人物が死ぬ。だから主人公を一人にしぼらず「複数の一人称」で物語を語っているのだろう。主人公が一人ならそいつが死んだら物語も終わってしまうから。曹操や劉備が死んでも孔明や仲達がいる。そうして物語はつづいていくのだろう。

それに「複数の一人称」のほうが三国志の群雄割拠の雰囲気が出ていてハマってると思う。さすが。これがプロの小説家の仕事ってやつなのだろうな。

それでもやはり曹操と劉備だ。もう一つ雄、孫家のクダリはあんまり……。

さて、この巻で徐庶が出てきて、次巻にとうとう孔明が登場するらしい。wktk

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sundaymay202012

腹の底で蠢くモンスター

この身体の奥底の闇の中で蠢いている「憎悪」という名のモンスター。なに対しての憎悪? この世に生まれ堕ちてから今日まで受けてきた「屈辱」に対する憎悪。その種子。飛躍することでいままで受けてきた屈辱のすべてを晴らす。

sundaymay202012

ジャックと邂逅

ブクロに寄って飲酒。まずは豊田屋で酎ハイ2杯をいただく。あいかわらず美味い。

二軒目はバーボンを試し呑みしたくて初の一人バー。ジャック・ダニエルとフォアローゼスをロックでいただく。断然ジャックがうまかった。う~む。

しかしポンポンがいたい。お腹が下ってる。風邪かな?

thursdaymay172012

ひさしぶりにギターを弾く

引っ越してからはじめてギターケースからギターを出す。音叉やピックもどこにあるのかわからない。適当にチューニングして指で弾く。娘がニカッと笑う。

そして久しぶりにストレッチ&筋トレを行う。キツい。が、身体をメンテナンスしないともうガタがきてこれまたキツい。なので続けないとな。

禅を組む。どうなんだろう? 心のコリはほぐれただろうか? よくわからない。

北方三国志も四巻に突入した。この劉備は鬱屈している。なかなか自立できず飛躍できないでいるから。耐え忍ぶ月日があまりにも長いから。その気持ちはよくわかる。このまま自立も飛躍もできず人生が終わってしまうんじゃなかろうか、と思ってしまう。「その日は必ずやってくる」と自分に言い聞かせつづけるしかない……。

三国志〈4の巻〉列肆の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
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tuesdaymay152012