やっぱ空だろ!

昨日、我が実家へ行った。バス乗って、電車で一駅移動して、またバス乗って、て約一時間半の道程。

我が両親は孫の顔を見れて上機嫌だった。娘も人見知りを発動することなく終始上機嫌だった。行った甲斐があったというものだ。



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読んだ。要は、「縁起」ということだ。非常にシンプル。「有部」はプラトンのイデアのような考えだったらしい。つまり「空」じゃなく「実有」。

そこで、こんなサイトを発見。

チベット仏教哲学の意義『チベット仏教哲学』松本史朗著(大蔵出版)より

ここの一節がすべてだ。
“かくして、大乗仏教の思想というものが、基本的には、「空から有へ」 と変化する非仏教化、ヒンドゥー教化の道をたどったことが、示されたであろう。そして、最後に行き着いた先が、全く<ヒンドゥー教そのもの>と言っても過言ではない密教だったのである。”
原初の仏教にあまり「宗教臭」を感じず、むしろ「哲学臭」を感じるのは「一切は空」という非常にラジカルでシンプルな思想のせいだろう。

それも時代を経るごとに宗教色を帯びていったということか。

そう思うと、「唯識」も「有」である。思想的にはたしかにおもしろいが、やっぱり原始仏教へと原点回帰した「中観」が本来の仏教の姿だと思った。

saturdayjune232012

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