中観とハードボイルド

本日は快晴なり。昼過ぎに赤羽公園あたりを散策。ってとくになにもないけど。ビビオにて父の日のプレゼントを購入。ユニクロのポロと短パン。

そして奥さんと軽く喧嘩。

以前挑戦して挫折した「龍樹」に再チャレンジしている。今回は根気強く丁寧に読み進めていこう。

龍樹 (講談社学術文庫)
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中村 元
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三国志。関羽につづいて曹操も死んだ。

吉川版や横山版だと前半に活躍した英雄たちが中盤以降次々と死んでいくにつれつまらなく退屈になっていった。が、北方版だと英雄たちが死んでいくごとにダンディズムが深くなっていく。さずがハードボイルド小説の大御所!

「三国志」は英雄たちが夢を掴む物語ではなく儚く夢に破れる物語。しかもそれがけっして悲劇的ではなく「男たちの物語」として熱く描かれている。

歴史的正当性はないかもしれんが、もとよりそんなものは求めておらず、面白い物語であればいいのだ。その点で北方三国志は三国志モノのなかでは最高だと。

三国志〈10の巻〉帝座の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
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tuesdayjune132012

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