ぼくがRubyをえらんだ理由

ある日のこと。なにかひとつスクリプト言語をきちんと学びたいなあと、ふと思いついた。そこで候補にあがったのが学びやすさに定評があるPythonだった。

Pythonは、インデントでのブロック構造やGoogleに採用されている言語として有名。欧米ではPerlとともにメジャーらしい。名前の由来が「モンティー・パイソン」てところもイカす。フレームワークのDjangoなどもふくめ、当初は「これでいこう!」と決めていた。

が、いろいろ学んでいくうちにクラス内のデータがpublicのみであることや、メソッドの第一引数にselfが必須なところがどうもcoolじゃないように感じた。あと、PythonやDjangoの日本語の資料が少ないのもネックだった。

そこで、よくPythonと比較されるスクリプト言語のRubyをしらべてみることにした。Rubyistたちの「熱さ」に敬遠してたところもあったのだが、まずRubyが純度の高いオブジェクト指向言語であることに惹かれた。そして……。

     def factoral(n)
         if n < 1
             raise "bad argument"
         elsif n == 1
             1
         else
             n * factoral(n - 1)
         end
     end

という冗長なコードが……

     def factoral(n)
         raise "bad argument" if n < 1
         return 1 if n == 1
         n * factoral(n - 1)
     end

と書ける! これにゾクゾクきた。coolだと思った。表現方法が柔軟なRubyは、厳格で単一の記法を「善」とするPythonとは真逆な思想。

どっちがすぐれているということでなくどっちが自分の肌にあっているかということ。そういう意味でRubyは私の肌にあっていたということですね。とか、えらそうなこと言ってますが、私は日曜プログラマ。プログラミングは100%趣味ですw。

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