映画「桐島、部活やめるってよ」

どこかの批評で「学校」という舞台のなかに現実社会を投影したというより、むしろ現代社会が「学校化」した、とか言ってたな。

まあそんな高尚なことはどうでもよくて、高校二年という人生まだ16、7年しか生きていない時期に、成功する才能ある人間なんてものはほんの一握りにすぎず、大多数の人間は現実を否応なしに押し付けられ、挫折し、または受け入れなきゃならない「厳しさ」みたいなのが描かれていたようにワタクシは思いました。

この映画は群像劇なのだが、登場人物たちの葛藤や諦めなどの感情のピークが、神木君演じる映画部の監督が「(将来)たぶん映画監督は無理」とあっさりと言えてしまったところでスパークしたように思える。

そう、たぶん無理なんだよな。


wednesdayfebruary202013

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