ジャンク・ハイハットを探す旅

映画に行こうかスタジオに個人練に行こうか悩んだ末、本日は安いハイハット・シンバルを探す放浪の旅に出る。アキバ、茶水、新宿、大久保、渋谷と東京中を彷徨する。結局、安いもので万単位だった。それが相場というものか。

自宅練習用だからジャンク品でもいいのだがそんなものはどこの店も扱っていなかった。

こうなりゃ仕方ない。前から目をつけていた中古のハイハット・スタンドを買うか。と、渋谷へ。しかし、そのスタンドが無い! 値札が外されている。ワタクシの推測では妙に派手な恰好をしている黒人のオッチャンがすでに購入した模様。一足遅かった……。

諦めて帰宅。ネットでそのハイハット・スタンドを確認するもまだ売られていた。あのオッチャンが買ったんじゃないのか? タイムラグも考慮し判断は明日に持ち越しだ。もし、まだ売られていなければ必ず買う!!

そして、はじめてのヤフオクに挑戦してみた。ジルジャンのAシリーズの中古のハイハット。新品なら18,000円はする品物だ。いろいろ考慮して3,500円までは出そう。スタンドないけど。

【追伸】
ああ~! やっぱあのスタンド売り切れてた~!! これじゃあジルジャンのシンバル落とす意味もなくなったなぁ……。

もうこれはドラム辞めろってことなのかな? いや、もう音楽自体辞めちまえってことなのかな? たしかにいつまでたっても下手クソだし、バンドできないし、曲つくる必然を感じないし……。オレ、音楽の神様にガン無視されてるのかな?

wednesdayfebruary272013

映画「レンタネコ」



荻上直子作品である。「かもめ食堂」や「めがね」の。

彼女の作風である、ゆる~くてかわいらしくてちょっと笑える映画である。

小物とかが昭和テイストで、そのへんが好きな女子がたくさんいそうである。うちの奥さんとか。

tuesdayfebruary262013


映画「SR3サイタマノラッパー/ロードサイドの逃亡者」



前二作に比べると相当シリアスな話になっている。

が、ワタクシ的にはシリーズ中一番よかった!

相変わらずラップバトルのシーンは見応えあるし、また次回作を待ち望んでいる。いや、マイティーの復活をオレは待ち望んでいるぜ!

sundayfebruary242013

映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」



序盤にかけて「コレって漫画かアニメじゃないと成立しない世界観だろぅ」なんて思って観てた。だって相当ハチャメチャな世界観なんだもの。

しかし、途中からのリクとニノのラブストーリーや市ノ宮親子の葛藤の要素なんかが出てきて不覚にも涙がポロポロ出てしまったよ。

親子モノ、とくに母親と子どもの話にはめっぽう弱くなったなぁ。

sundayfebruary242013

人生をドブに捨てた男

なぜ私はこの女性と「結婚」したのだろう。まったく価値観が合わないとか、一緒にいてもプラスの方向には進まないことはわかっていたのに。

答えは、私が愚か者で人生をドブに捨てたから。

「あの人」となら一緒にいるだけで楽しかった。つまらないことを話してバカみたいに笑ったり、いろんな所へ行ったり、ただ歩くだけでも楽しかった。

あの日は戻らない。私が愚か者で人生をドブに捨てたから。なんのために生きているのだろう? 妥協・惰性にもほどがある。

thursdayfebruary212013

映画「桐島、部活やめるってよ」

どこかの批評で「学校」という舞台のなかに現実社会を投影したというより、むしろ現代社会が「学校化」した、とか言ってたな。

まあそんな高尚なことはどうでもよくて、高校二年という人生まだ16、7年しか生きていない時期に、成功する才能ある人間なんてものはほんの一握りにすぎず、大多数の人間は現実を否応なしに押し付けられ、挫折し、または受け入れなきゃならない「厳しさ」みたいなのが描かれていたようにワタクシは思いました。

この映画は群像劇なのだが、登場人物たちの葛藤や諦めなどの感情のピークが、神木君演じる映画部の監督が「(将来)たぶん映画監督は無理」とあっさりと言えてしまったところでスパークしたように思える。

そう、たぶん無理なんだよな。


wednesdayfebruary202013

ドラッカー「プロフェッショナルの条件」

ドラッカーの自己実現についての本である。きちんと読む気がせずザックリ斜め読みですました。「マネジメント」と重複する部分もあった。

まず引っかかったのは「コミュニケーション」について。これはたしか「マネジメント」にもあったと思ったが「上から下」へのコミュニケーション(命令)は成立しない。なぜなら人は自分の聞きたいことしか聞こえないから。むしろ「下から上」でコミュニケーションをとり、「あなたは組織にたいしてどんな貢献ができるか?」また「上司にどんな責任のとり方をしてほしいか?」を答えさせるほうがいいとドラッカーは言う。なるほど。

あとはどうすれば自己実現が可能か、という部分。

1)目標・ビジョンを持って行動する。

2)完全に目指す。または近づけようと努める。

3)一つのことに集中する。

4)定期的に検証と反省をする。フィードバックをする。

などなど。他にもあったが大体こんな感じ。4)の一年に一度、自分の仕事を振り返り次の一年の計画を立てる。でも大抵失敗するけどね。というドラッカーのラフなところがよかった。

ワタクシに一番足りない部分は3)の「一つのことに集中する」ことだ。ワタクシはいろんなことに手を出して結局なにひとつ出来上がってない。

なので優先順位をつけさらに期限をもうける。やはり「シナリオを完成させる」ことを最優先にするべきだろう。まずこれのみに集中するべきだろう。

よーし。三月末日までに完成させるぞー。そして完成するまで(読むのを楽しみにしていた)小説「孟嘗君」はお預けだ!

fridayfebruary152013

ある休日の過ごし方

嫁とケンカした。ケンカというよりもう「離婚」したいくらいだ。ワタクシ自身はもちろんワタクシの親や仕事まで侮辱する女を養おうとは思わない。やっぱ結婚したのが間違いだったのかな?

勢いに乗って離婚届をもらいに区役所に行ったがやっぱり恥ずかしくて結局もらえなかった。この期におよんでもワタクシはヘタレだった。

赤羽の「鐡一」でかるく呑む。呑みながら考え、スタジオに行くことにした。ブクロのノアに電話したがなんかテンパって無様なオレだった。死にたい。

ドラムのセッティングをクリストファー・マグワイアに倣ってセットしてみた。具体的にはタムを極端に手前にセットした。スネアとフロアタムの中間あたりだ。するとメッチャ移動が楽だった。なんでみんなこのセッティングにしないのか? 三点セットのときのタムがあんな左側にあるのは「ルックス」以外になんか理由があるのだろうか?

しかし16インチのフロアタムはうるさ過ぎる。14×14インチのフロアタムか14×12のタムがいいか? しかしそのサイズのタムは鳴らしたことがないからなんともいえない。

20インチのバスドラが欲しい。穴も開けずにミュートも軽めにしてオープンとクローズの違いがわかるような鳴り方にしたい。

ハイハットは15インチがいいか? クラッシュ的にもつかえるか?

などと妄想を膨らます。膨らましながら「豊田屋」で酎ハイとモツ煮とハムカツをいただく。

帰りたくもない家に帰る。嫁が寄ってくる。なんのつもりだろうか? そしてこのブログをチラ見でもしたのだろうか? 態度が豹変する。こちらはもう覚悟は決まっているのに何のつもりか?

まあいい。ドラムセットがほしい。それには防音システムを構築しなくちゃならない。それにはお金がたくさんいる。そのためにも今回の事業は成功させないとな。

tuesdayfebruary122013


ある戯言

元々いっしょになるべきじゃなかったのかもしれない。じつはそれははじめっからわかっていたことだったんだけどね。やはり破綻のときは近いのかもしれない。マイナスだけでプラスがない。家庭のなかに「明るさ」がないのは救いがない。それは家を守るものの性質に拠るから。そういうことができる人は「かしこい」人しかできない。相当賢い人でなければできないことなのだ。

mondayfebruary112013

小説「楽毅」

全四巻を読了した。率直におもしろかった!

中国史には名将と呼ばれる人物が何人もいる(呉起とか白起とか韓信とか)。しかし彼らのほとんどが無残な死に方をしてる。

そんななか、楽毅は「人生」という名の危うい綱渡りを見事にわたりきった名将といえる。それは軍略の才能だけでなく行政・外交などの才能もあったからかもしれない。むしろそれは、乱世のなかを「生きぬく」才能といってもいいかもしれない。

そして、それは「清廉さ」であり「清々しさ」であった。

楽毅は孫子の「無形と無声」の極意に達していた人でもある。なので兵書「孫子」もあわせて読んだ。もちろん孫子を理解したとはいわないが、それによりこの小説をより深くより楽しんで読むことができたと思う。

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sundayfebruary102013

あるひとつの達観

ふと気づく。

ワタクシは本来、楽器を自らの「声」のように扱うタイプではないらしい。そういう演奏者こそが「演奏者」たる所以なのだろうが。ワタクシだってそれをめざしてきた。ギターでははじめっから無理だと直感したのでドラムでそれをめざしてきた。

しかし、今日ふとくるりの「ブレーメン」や「ロックンロール」をコピーしてたら、ふと気づいた。

「自分はひとつひとつの音を構築してゆくために楽器を奏でるのが好きなんだ」と。音が重なってリズムを形成してあるカタチになってゆく。それが、好きなのだ。そのために楽器をつかっているのだ。「道具」として。

楽器を自分の声のように自在に扱おうとめざせば目指すほど楽器にコントロールされてゆく。最近そんなことをちょうどおもっていたところだった。

まあ、「プレイヤー」向きではないってことだな!

wednesdayfebruary062013

円空と中国古代文明



二月なのに小春日和である。

「小春日和」てのは本来、晩秋から初冬に使われる言葉なそうな。11月に使われるものらしい。それくらい生ぬるい気候だった。

上野の国立博物館に「円空展」を観に行った。まるで不動明王をデフォルメしたような「両面宿儺坐像」が一番よかった。岩の台座や火焔光背は不動明王から来てるのだろうが、その表現も荒く(いい意味で)雑でよかった。

リニューアルしたという東洋館にも行って来た。

どこがリニューアルしたのかちっともわからなかったが、中国古代(殷~春秋戦国)の青銅器や甲骨文字を見てきた。

青銅器はやはり戈・矛・戟といった武器に惹かれた。紀元前3,000年から1,000年という途方もなく昔にすでにこんなに洗練された武器をつかっていた中国人って! 驚愕である。しかも「弩(ど)」というボウガンもつかっていたなんてもう訳分からん。

動物の骨に刻まれた「甲骨文字」は簡単な記号のようで「神秘」であると同時に「ポップ」だった。可愛くすらあった。文字を発明するなんてどんな思考回路なのだろうか?

中国古代文明、パねぇ! まじリスペクトっす!

saturdayfebruary022013