なにごとも「丹田」である。
ドラム・パターンを演奏しているときに意識を「丹田」に置くと両手足が平等に意識下にはいる。もちろん重心も丹田に置く。そして理想としては「ウラ」がつねに丹田で鳴っているのが理想形なのだ。すべてが「丹田」だな。
座禅のときには「意識を丹田に置く」「丹田で考える」とかまったくわからなかったが、ドラムを通して悟った。
本来のキックのダブル・ストロークとはリバウンドを利用するものなんだな、と気づいた。それはスライド奏法を試しているときだった。スライド奏法は足の上下運動に加えペダル上を前後にすべらすわけだが、そのとき、足の裏がペダルから離れる感覚が一瞬あった。つまり「一打目」を打ったあとビーターがバウンドしてもどってきたところを押さえて「二打目」を打つ。そんな感覚。
これは腕(スティック)のダブル・ストロークと同じ感覚だ。一打目を打ってバウンドしてもどってきたスティックを「拾って」二打目を打つ、という感覚に近い。
ワタクシがいままで行ってきたアップ・ダウン奏法はシングル・ストロークの延長のような奏法だった。足の上下運動一回で二回打つ、みたいな。本当のアップ・ダウン奏法も一瞬足の裏がペダルから離れる感覚があるのかもしれない。つまりはバウンドを利用する奏法が本来のアップ・ダウン奏法なのかも?
でもそれって結構むずかしいんじゃなかろうか? だからスライドさせたり、スウィング・ステップしたりすんじゃね?
まあ、この「シングルみたいアップ・ダウン奏法」もこれはこれで使えるからいいのだが。
とりあえずスウィング・ステップ奏法を練習しよ!
wednesdaydecember12012