小説「長城のかげ」

項羽と劉邦のまわりの人間たちを描いた短篇集。

中国古代史において「楚漢戦争」で最大のクライマックスをむかえる。と、個人的には思っている。

司馬遼太郎のあの傑作「項羽と劉邦」がワタクシは大大大好きなのだが、それに描かれている「劉邦像」と宮城谷氏が描く「劉邦像」は若干違うように感じた。

司馬氏の劉邦は人間臭くドジっ子キャラな人物だったが、宮城谷氏の劉邦はもっと神秘的な「器」のデカさをもつ男として描かれていたようにおもう。

とにかく中国史のなかでこの時代が一番好きだ。

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sundaydecember302012

小説「天空の舟」

そういえばコレ読んだ。

中国最古の王朝といわれ、つい最近まで実在が疑われていた「」王朝末期のお話。摯(伊尹)が商()の湯王をたすけ夏王「桀」を倒し、商王朝をひらくまでが描かれている。

「文字」が存在しない時代のことなので文献も記録もほぼ残っていないが、そのわずかな記録をもとに著者の想像力で活き活きとしたリアルさを帯びた物語になっている。

湯王が投獄されたりするなど、商が周に倒されるときと似てるのは偶然か?

なにはともあれおもしろかった。

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sundaydecember302012

丹田と呼吸

ドラム演奏時は両手足のどれかに意識が偏ってはよくない。「丹田」あたりに意識を置くとちょうど手足四本に均等に意識がいく。禅で言われる「丹田に意識を置く」ということが理解できた気がする。こりゃあ通じてますな。

身体の重心も丹田に。グルーヴで大事な「オフビート」も丹田あたりで感じるようになるとベスト。なんでも「丹田」ですな。

目指しているのは「ドラムを歌わす」こと。それには「呼吸」がとても重要になってくる。ギターのコード弾きでさえ「歌ってる」感がパなかったあの「呼吸」。その感覚がドラムでも得られればいいのだが……。


fridaydecember282012

決心

結局、起業のお手伝いのお誘いを受けることにした。

ワタクシ自身も「経営」というものに興味があったというのが理由のひとつ。そしてちょっと前にいまの職場を改善するためのレポートを出していたのだが、会社側の反応も判断材料にしようと思っていた。そして昨日その結果が出た。「まったくの無視」だった。こりゃこの組織の改善の見込みはないと悟った。そんなのつまらなすぎる。そんな組織は将来の安定も約束できないだろう。
”危険でヤバい道のほうが刺激的でおもしろい“
岡本太郎氏の教えを実践するときがきたか!

thursdaydecember272012

くり返される自問自答

昨日、三人でまじめに新事業の話をしていただいた。昨日は「おっしゃ、やったるか!」で感じだったのに、今日は「やっぱ忙しいのヤダなぁ」て具合。揺れまくっている。

もう考えるのもめんどくせぇ。オレはどう生きたいんだ? いままで妥協してきたから「この場所」にいるんじゃないのか? さあ、次はどうする? いままで通り流されて生きてくか? それとも生き方を変えて「我」を通すか?

いまとりあえずオレがやりたいことは「ドラムがうまくなりたい」ってこと。やらねばいけないことは「シナリオを完成させる」こと。

ドラムのダブル・ストローク・キックについてはひとまずもういいや。もっと大事な「丹田奏法」に取り組もう。そして「ドラムで歌う」のだ。

sundaydecember232012

正直めんとくせぇ

まったくシナリオを書く気にならん。まずい……。「映画監督になる」という夢が夢のまま終わってしまう。

しかしシナリオ書くのって正直めんどくさいんだよなぁ~。

thursdaydecenber202012

丹田。そして本来のダブル・ストロークとは?

なにごとも「丹田」である。

ドラム・パターンを演奏しているときに意識を「丹田」に置くと両手足が平等に意識下にはいる。もちろん重心も丹田に置く。そして理想としては「ウラ」がつねに丹田で鳴っているのが理想形なのだ。すべてが「丹田」だな。

座禅のときには「意識を丹田に置く」「丹田で考える」とかまったくわからなかったが、ドラムを通して悟った。

本来のキックのダブル・ストロークとはリバウンドを利用するものなんだな、と気づいた。それはスライド奏法を試しているときだった。スライド奏法は足の上下運動に加えペダル上を前後にすべらすわけだが、そのとき、足の裏がペダルから離れる感覚が一瞬あった。つまり「一打目」を打ったあとビーターがバウンドしてもどってきたところを押さえて「二打目」を打つ。そんな感覚。

これは腕(スティック)のダブル・ストロークと同じ感覚だ。一打目を打ってバウンドしてもどってきたスティックを「拾って」二打目を打つ、という感覚に近い。

ワタクシがいままで行ってきたアップ・ダウン奏法はシングル・ストロークの延長のような奏法だった。足の上下運動一回で二回打つ、みたいな。本当のアップ・ダウン奏法も一瞬足の裏がペダルから離れる感覚があるのかもしれない。つまりはバウンドを利用する奏法が本来のアップ・ダウン奏法なのかも?

でもそれって結構むずかしいんじゃなかろうか? だからスライドさせたり、スウィング・ステップしたりすんじゃね? 

まあ、この「シングルみたいアップ・ダウン奏法」もこれはこれで使えるからいいのだが。

とりあえずスウィング・ステップ奏法を練習しよ!

wednesdaydecember12012

マック赤坂に一票!

本日は期日前投票行って、夕飯は寿司喰った。

相変わらずキックの練習してたが、なんかビーターが打面に届かないことがよくあったのでよく見たら打面の位置が本来のバスドラのヘッドより遠かった。設計ミスってる。タオルを厚くして挟んだ。消音にもなってよい。

スウィング奏法もなんとなくできるようになった気がする。「内側にねじこむように打つべし」だな。これは速い連打の時の奏法だ。スライド奏法の代わりやな。足の位置がほぼ変わらないからスライドより安定感はあるかも。しかしスウィングだと腿の内側の筋肉が痛くなってくるのであまり膝は開かないほうがいいかもしれない。

それよりもゆるいスピードのときの連打に問題があった。「シングル・ストローク二打」と「アップ・ダウン奏法」の使い分けをテンポによって変えるわけだが、あんま安定してなかったな。

「オモテからの二打」と「ウラからの二打」をいろんなテンポで練習しよう。シングル、アップ・ダウン、スウィングを自然と使いわけられるように。

そんな感じでドラムの研究は一生懸命やりました。が、執筆のほうは最近怠けとりますな。ヤバス!

作詞もしたいし、年賀状もつくらなアカン。「師走」の字のごとくほんま時間ありませんわ!

澤口先生の「夢をかなえる脳」を図書館でかりて読みました。「才能をほめるのではなく努力したことをほめよう。自分にも人にも」でのがいいと思いました。

夢をかなえる脳
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thursdaydecember132012

スウィング奏法に挑戦

キックの練習に耽る。

アップ・ダウン奏法ではボンゾの「スドド、スドド」のような速い連打に対応できない。スピードとパワーが足りない。

スライド奏法にすればスピードもパワーも出るが、ここはひとつ、あのスウィング奏法に挑戦してやろうと思い立ったのだった。

デイヴ・ウィックルの動画をガン見する。


スライドさせつつカカトと内側にひねり込むような感じだ。はじめは当然のように上手くいかない。なのではじめからカカトを極端に内側に向けて「ガニ股」状態にしてダブルを踏むとカカトが「スウィング」する。この際、ペダルに触れているのは親指付け根の「腹」の部分だけ。

これだとまあまあいいかも。股関節の構造上、「ガニ股」でペダルを踏んだ方が理にかなってるのか? などと考察してみる。

フットワークについてはまだまだ研究の余地がある。

wednesdaydecember122012

人とのつながりは大切にね

午前中、町内の大掃除に参加した。伸びすぎた木の枝を切りまくってやった。昼食にカツ丼のおまけ付きだった。こういうのはこのクールな時代でも大事だよね。

夜は以前やっていたバンドのリーダーと赤羽で呑んだ。こういうつながりもいいよな。

昨日は実家に行ったのだが、昔買ったバスドラ用の練習パッドがあったので持って帰ってきて早速練習してみたが、全然フットワークできてねーことが判明。まったくだぜ!

sundaydecember092012

お断りする

やっぱり仕事の件はおことわりした。とても申し訳ない気持ちになったがしかたない。

「自分をためしたい」という欲を「時機は今じゃない」という直感で抑えこんだような感じだ。それでも「話だけでもしたい」と言ってくださった。なににしても人に認められるってうれしいものですね。

fridaydecember072012

なにを迷うことがあるか!

「ある事業所の責任者にならないか?」と誘われている。正直、ワタクシ自身にヤル気も自信もないくせに何故に迷っているのか? ちょっと「自分を試してみたい」という気持ちがあるのか? 今の職場がそろそろヤバそうだからか? ただ単に断れない性格だからか?

誘ってくれた人のまわりをリサーチするといい噂は聞かないし、なにより今は家族との時間を多く持ちたい。

答えはすでに出ているのに何故かワタクシは迷っている。何故だ?

thursdaydecember062012

スローン買う

日曜日のアキバはアツかった。「Role & Roll Station」というアナログゲームの専門店をのそいた。せま~い階段を上ると店舗があり奥のスペースでは4グループくらいがゲームに興じていた。遠目からした見ることができなかたのでなんのゲームをやっていたかは不明だがたぶんTRPGだろう。なかなかの熱気だった。

歩いてお茶の水に行く。久しぶりに茶水の楽器屋を巡った。ドラム・スローン(Pearl D-790)とキック用の練習パッド(Pearl BD-10)の価格調査だ。練習パッドは下倉が4,700円で最安値だった。スローンはとくに安くもなく「ネットで買ったほうが安いか?」といった感じだった。

中央線で新宿へ。ROCK INNをのぞくとPearl D-790が「ちょいキズ」モノでなんと3,900円(約半額)で売っていた。これは神の思し召しだと直感し購入してしまいました。テヘッ!

sundaydecember022012

今日の音楽的考察

いまドラムに関して「速く動かしたい」とか「複雑な4WAYができるようになりたい」とかいう願望はない。

腕の動きにしても足の動きにしてもまったくもって地味で基本的なことの「研究」しかしてない。四本がどれだけ楽に自分の思い通りに動かせるか。そのために一個一個の動きを確認しながら研究しているわけです。

自由自在に「歌える」ようになるまではまだまだ先は遠いですな。

「呼吸」がドラムを「歌」にしてくれるのだろう。

あと、ひさしぶりに曲を書いた。歌詞はまだラララだが。

ひとつは童話的な曲なので寓話的な歌詞にしたい。いまの世間を揶揄したような。もうひとつは明るい曲調なので「健康な精神なんて危ういもんさ」みたいなテーマを乗っけてみたい。逆説的に。

saturdaydecember012012

フットワークの研究

フットワークの研究をおこなう。ペダルなどつかわずエアで。

椅子の高さや座り方など試す。やはり60~65cmくらいは必要だ。

まずオルタネイトを左右発進で。つぎにダブルだがこれがなかなか。「足を上げるタイミング」が大切なのだがいままで結構曖昧にやってたことが判明。足を上げながら一発目を打ってるときがありこれだと安定しない。しっかりと足を上げてから落とさなければならないのだ!

ここでシングルのオルタネイトが活きてくる。シングルのときのようにダブルのときでもしっかりと足を上げる。サンバ・キックなど「足を上げ」「足を落とす」ことを意識しながらおこなう。シャッフルなども同様におこなう。

いままで足の親指の「腹」の部分で踏んでいたのだが、今日は「親指から付け根」の部分で踏んでみた。

fridaynovember302012