TOO LITTLE, TOO LATE

3月16日の孫正義氏のtweet。
現在、日本は歴史上最大の危機に瀕している。東電や政府の方々は、対応が後手に廻らない様にお願いしたい。 too little, too late これが日本の一般的ミスの共通点だ。 今回は、場合によっては千万人単位の人命がかかっている。
残念ながら氏の不安が的中してしまった。

今晩とうとう原発ちかくの土からプルトニウムが検出された。さらに汚染された水が施設外に流出し、下手したら海に流れてしまいそうな状況。

不安と苛立ちが蔓延してきた。twitterでも震災当初のほうが前向きな発言が多かった。いまでは失望と逆ギレなtweetが多くなってきた。

この先どうなっちゃうんだろ? それとも転換期なんだろうか? いい方向へむかっているんだろうか?

(まだまだ限定的だけど)記者クラブに海外メディア、インターネットメディア、フリー記者が入れるようになったり、テレビ局がニコ動やUSTやtwitterなどのソーシャル・メディアとクロスオーバーしたりと、明るい兆しも見えていたのに……。

今回の政府と東電の原発の対応にみんなが不安や苛立ちを感じているのは、その背後に旧態然とした「癒着」や「馴れ合い」の構造を感じているからだろう。国民の命よりもメンツや縄張りを優先していると感じているからだろう。「この期に及んでもういい加減にしてくれ!」ってみんな思ってるんだな、きっと。

この対応のまずさは「個人の無能さ」だけで片付けるのはあまりにも、な感じ。たしかに民主党の政治家たちの「素人っぽさ」は感じるし要因のひとつではあるんだろうけど、もっと根本的なシステムの欠陥があるんじゃなかろうか。たとえば「中央」の図体がデカすぎて、動きがノロいとか指示系統が複数できてしまうとか。

マスコミが健全に機能することを期待してもいいのかな? 東京でデモは起きるかな? 前衛な政治家や官僚が政府内部に入り込んだりしないかな? この大惨事を機に「日本」て国が成熟した民主主義国家にならないかな?

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