3.11の東日本大震災から約一ヶ月が経つ。
震災直後にはいくらか期待をしていた。この日本という国に。古ぼけたシステムを捨てて新しく生まれかわれるんじゃないかと期待した。でもダメみたい。
官僚は、被災者の救済よりも自分の所属している組織の損得を重視する。政治家たちはおどろくほど存在感がなく、気がつけば政局などを踊っている。福島の一帯は人の立ち入ることのできない地域になるってえのに、東電ときたら損害賠償をシブり会社の有利になるように仕向けようとしている。マスコミはいまだ記者クラブに執着してぬるい報道をつづけている。こんな時期にも関わらず、人口も多く社会を担っているはずの20、30、40代の半数が選挙で不投票する。
なにもかもが見事に震災前と変わってない。そして今後も変わらないだろう。戦後の復興のような奇跡は起こらなさそうだ。日本という国はこのまま沈んでいくだろう。まさに日本沈没だ。二流、三流の国になっていくだろう。もう覚悟が必要だ。先進国から降りる覚悟が。
うん。それでもいいと思う。たくさんのモノを失って、そこから本当に価値あるモノをみつけられるなら。
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