また個人練にいってきた

スタジオに個人練に行った。今日は収穫というより課題がいくつかみつかった。

まずゴースト・ノートがゴーストになっていなかった。これじゃ色気もなにもないじゃん。

共通するところでハイハットもイマイチだった。とくに16ビートのときの刻みの音色が汚かった。ハイハットはスネアと張るくらいに表情の豊かな楽器だから音色は気になる。

これは「手をどう動かすか」とかそういうレベルのものじゃない。「歌」としてのドラミングという段階になってきている。これはそろそろ「呼吸」を追求せねばなるまいか?

あと、やっぱり「足」だ。

前回はオープン奏法を試すためにスプリングのテンションを最強にしていたが、それだとダブルがうまく踏めないということがわかった。で、スプリングのテンションを弛めてみたがオープン奏法は可能だった。椅子を高くして重心をしっかりと腰に乗せていればペダルの調整はあまり関係ないのかもしれない。

それでもやはりボンゾ的な「スドド、スドド」という三連系のフットワークはむずかしかった。ダブルを連続で踏むのはまだ不安定だ。自宅練習するためのパッドを買うか迷うところである。まずスローンを買うか?

前回感じた「手足四本」という感覚はあまり感じられなかったなぁ。シングルのみだといいんだがダブルが入ると多少力んでいるようだ。まだまだなり。

tuesdaynovember272012

小説「侠骨記」

短編集である。帝舜の話がはいっているのでこの本を選んだ。

ちなみに四遍あって……

「侠骨記」は曹劌という魯の将軍の話で管仲と同時代。

「布衣の人」が帝舜の話。

「甘棠の人」は召公が主役の太公望と同時代の話。

「買われた宰相」は百里奚といってこれもまた管仲と同時代の話。

庶人から帝にまでなった人は中国の長い歴史のなかでも舜と劉邦の二人しかいないらしい。舜は神話・伝説の人だから実質劉邦だけってことなのかもしれないね。

しかし着実に宮城谷ファンになりつつあるワタクシである。

侠骨記 (講談社文庫)
侠骨記 (講談社文庫)
posted with amazlet at 12.11.27
宮城谷 昌光
講談社
売り上げランキング: 297602
tuesdaynovember272012

小説「王家の風日」

宮城谷昌光氏のデビュー作らしい。

いわゆる文王が紂王を倒す話である。商(殷)王朝から周王朝へ時代が移る話である。太公望とかの話である。紀元前十一世紀とか途方もなく昔の話である。その古さだけでも驚異である。

しかし中国の歴史はおもしろい。とくに古代史はおもしろい。

王家の風日 (文春文庫)
王家の風日 (文春文庫)
posted with amazlet at 12.11.25
宮城谷 昌光
文藝春秋
売り上げランキング: 62851

saturdaynovember242012

セカンド・オピニオン

数日前に青山にある耳鼻科クリニックに行った。

耳鳴りがどうしても気になってしまい、「息苦しさ」や軽い「パニック症状」も出てきたので耳鳴りの専門医だという「山川耳鼻咽喉科医院」を受診することにした。

最寄りは外苑前駅。早めに着いたので銀杏並木を歩く。すでにたくさんの人が紅葉した銀杏を見にきていた。銀杏並木通りの突き当たりにある広場で「いちょう祭り」なるものが催されていた。たくさんの屋台が出ていた。受診したあと寄ろうと思いつつ受診に行く。

一時間ほど待たされ診察。セカンド・オピニオンであることを告げつつ症状を話す。聴力検査をする。ワタクシの場合、聴力自体に問題はない。つまり「難聴」ではないのに耳鳴りが聞こえるという「無難聴性耳鳴り」というもの。

不思議なことにドクターに話を聞いてもらっただけで気持ちが楽になった。やっぱり精神的なことが大きいのだろう。

帰りに「いちょう祭り」に寄ってトムヤムラーメンを喰らう。たまに食べるタイ料理はうまい。

saturdaynovember242012

神経は太くできていない

この耳鳴り、気になりはじめたら際限がなく狂いそうだ。これは精神的なものなのか? オレはパニック障害なのか? そういや動悸や息苦しさなんかをちょくちょく感じるここ最近。おそろしい……。

tuesdaynovember202012

my mental is likely to break down

ここ最近精神が不安定である。精神が崩壊するような危機感におそわれる。大丈夫なのだろうか? オレは?  いや、むしろブッ壊れてやろう。もっとブッ壊れてやろう。

本日、耳鼻科に行ったが「耳鳴りありません。気にしないでください」で片付けられた。話をまともに聞いてくれないような気がしてすごく不愉快&ムカついた。誰もオレの話をまともに聞いちゃくれないのか? オレなんて無視してもいいような存在なのか?

病んできた……。

新宿に行く。楽器店を何ヶ所がまわる。フットワークの練習がしたくてペダル用の練習パッドなんぞを見てまわった。結局いらないか、という結論に達した。それよりドラム・スローンがほしい気分。

数年前からほしいと思っていたSHIPSのピーコートは二万円。

mondaynovember192012

KOTARO AND THE BIZARRE MEN / WON-FU

昨晩は代々木Zher The Zooでコータロー&ザ・ビザールメンとワンフーのライブに行ってきた。久々のライブでもありZher The Zooはさらに久しぶりだった。

ワンフーはカラフルでキュートだった。若旦那とヒサシ・ビザールの舌が非常に滑らかだった。

キタ・ビザールとモビー・ビザールの見た目から「カッコ悪くてサエない男たちのパンク・バンドの物語」を夢想した。「R.P.G.」の続編だ。

帰りにブクロの豊田屋で酎ハイ三杯。けっこう酔った。

saturdaynovember172012

下準備終わる

小箱の下準備完了した。これから足りない部分や省略する部分や流れをチェックしてとうとう小箱作りに入る。

足りない部分とはちゃんと伏線が張れているかとか、前フリができてるかといった部分。省略は、すでにだいぶした。

物語の流れを見直したら「柱」を立てて小箱作りに突入じゃあ!!

thursdaynovember152012

個人練に行く

ひさしぶりに生のドラムを演奏してきた。たった一時間だったが終わってスタジオを出たら脳ミソがシュワシュワしてた。軽いトリップ状態?

両腕の動きについては自宅練習で散々やったのでほぼ問題なしだった。

一番の収穫はやはりフットワークだろう。課題として「ヒール・アップのオープン奏法」というのがあった。

そのためにまず椅子を高くし重心がすべて腰にくるようにしっかり座る。足に体重が乗らないようにするためである。

次にペダルのスプリングのテンションを最大にキツくし、ビーターの角度も最大にした。それで「踏む」のではなく「落とす」イメージで演奏すればそんなに苦もなく「ヒール・アップのオープン奏法」はクリアできた。とくに太股がつるような感覚もない。もっとスプリングのテンションをキツくできたらもっと楽かな、とは思ったが。

で、コレの最大のメリットは「手足四本」という感覚が実感できたこと、だ。

腰に重心があることによって両足に体重が乗ってないので両足が自由になる。いままで足に体重を乗せて「踏み込んで」演奏していたのだが(ヒール・アップのクローズ奏法)、それだと「足がなにやってるか不明」状態だった。はずかしながら「両腕+なんとなく足」な状態だった。

でオープン奏法だと余分な力が入らなくなり両足の感覚は明確になった。そのため両足がなにをやってるかわかるようになり「両腕の感覚」の位置までクラス・アップした感じである。つまり「手足四本」である。

次に足のダブルのときにスライドさせるのを止めにした。要は「アップ・ダウン奏法」にしたってことだが、やっぱスライドさせると不安定になるので、ワタクシの場合は足の裏がペダルに接している場所は動かさず上下運動のみで行う、と決めた。「音量」&「速さ」的にも特に問題なかったし。

やっぱ足も自宅練習できればなぁ~と思った。そのためにはまず椅子だな。

おまけ編として、「ウラを歌う」練習は歩きながらするといい。「8ビート」「16ビート」「三連系」と歌うウラを変えると歩き方まで変わる。つまり「体の動き」が変わる。つまりそれが「グルーヴ」というものなんじゃないかと思ったわけです。

また近いうちスタジオ行こ!

wednesdaynovember142012

謎の駅・尾久

尾久駅のホーム

JR高崎線に「尾久」という駅がある。「おぐ」ではなく「おく」と読む。23区内もっともマイナーな駅ではないのか?

気になったので降りてみた。改札出た途端、酔っ払いのおじさんに絡まれた! 予想以上に恐ろしい街である。まあ、絡まれたといっても信号待ちの間ずっと話しかけられてたって程度のカラミだが、おじさんのツバがぺっぺっと飛ぶから我が身にかからないか心配だった。

閑散とした住宅街を抜け「あらかわ遊園」に行く。ここもまた閑散として渋い遊園地であった。客の姿もまばら。


入口前にある都電


ジェットコースターもある!

フードも充実
外に出てしばらく歩くと縁日がやっていた。毎月「2」のつく日に行われるらしい。お好み焼きを食べる。おいしい。その通りには駄菓子屋があってワタクシの子供のころの駄菓子屋がそのままあった。

駄菓子屋

アヴァンギャルドな店名のネパール料理屋
荒川は「THE 下町」な区だな、と思った。尾久は風景も人も匂いまでもが昭和な街だった。

mondaynovember122012

シナリオ・スキーム #1

今回、以下のようなスキームをつかってなんとか中バコまでつくったのでメモ的にここに記す。

「シド・フィールドの脚本術」と「シナリオの基礎技術」にあった方法論を拝借し自分流にアレンジしてみた。

映画的物語には四つのポイントがある。「オープニング」「プロット・ポイント1」「プロット・ポイント2」「エンディング」だ。または「起承転結」と書き換えてもいい。これらを「点」とした場合、その間の「面」の部分を「状況説明」「葛藤」「解決」とする。「序破急」と書き換えてもいい。

イメージとしてはこんな感じ。


図では左から右へ物語は流れる。

そしてこのスキームを物語全体はもちろんとして、物語を形作る各々のエピソードにもあてはめて構築していく。その各々のエピソードのスキームの時系列はのちのち整えることとする。

まず、決めるのは「エンディング」である。これが主題である。エンディングのために全体があると言っても過言ではない。

そして、その次に作るのが「オープニング」である。これは「エンディング」のアンチテーゼである。

そして「プロット・ポイント1」に行く。これはいままで膠着していた物語世界が転がり出すポイントである。

次の「プロット・ポイント2」は転がり続けた物語の方向を解決へと急転回させるポイントである。

まず、この四つのポイントをこの順番で決めていく。全体のスキームを決め、全体を形成する各エピソードを順不同でつくっていく。それぞれのエピソードのスキームができたらそれを分解し、全体スキームの「状況説明」「葛藤」「解決」の「面」の部分に時系列に沿って入れていく。

ここまでがいわゆる「大箱」「中箱」作りにあたると思う。これを設計図とする。

この次段階は、各ポイントをくわしく書き出してディテールを彫り出し、順序などを整理してシナリオの形に近づけていく。これは次の「小箱作り」の下準備といってもいい。

とりあえずいまのところはここまで。

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
シド・フィールド
フィルムアート社
売り上げランキング: 28860
シナリオの基礎技術
シナリオの基礎技術
posted with amazlet at 12.11.11
新井 一
ダヴィッド社
売り上げランキング: 4007

sundaynovember112012

管鮑之交

宮城谷昌光の「管仲」を読んだ。

ワタクシにとって初の宮城谷作品。正確には「重耳」を読もうとしたのだが冒頭で挫折した。しかしこの「管仲」はトントン拍子で読み進んだ。下巻なんか一日で読んでしまった。

ワタクシ自身は管仲について「諸葛亮孔明が自分を管仲、楽毅に匹敵するとか言ってたあの管仲か」くらいの知識しかなかった。管仲は中国史上もっとも偉大な名宰相ということだ。

鮑叔との友情が「管鮑の交わり」といわれ有名らしい。その鮑叔との関係を軸に物語は展開していくのだが、著者・宮城谷昌光の中国古代史に関する造詣が深くて感嘆する。しかもテンポもいいし、どんどん読み進められる。

また宮城谷作品を読みたいと思った。さて次は何を読もうか?

管仲〈上〉 (文春文庫)
管仲〈上〉 (文春文庫)
posted with amazlet at 12.11.11
宮城谷 昌光
文藝春秋
売り上げランキング: 108302
管仲〈下〉 (文春文庫)
管仲〈下〉 (文春文庫)
posted with amazlet at 12.11.11
宮城谷 昌光
文藝春秋
売り上げランキング: 108604

sundaynovember112012

行方知れずのあの子は生きているのか?

私の職場に先々月に行方知れずになったまま解雇になった青年がいた。

彼はおそらく虚言癖のある人だった。柔道の全国大会に優勝して強化選手になったとか、前カノが死んだとか、父親が死んだとか、交通事故にあったとか、いまでもどれがホントでどれがウソかもわからない。

その彼ははじめ中野に住んでいると言っていた。そして急に北区に引っ越した。で、職場に申請していた中野の住所というのが中野区にある公園の住所だったらしい。会社が中野区に訊いたところその公園内にホームレスに住居を与え自立を支援する施設があるらしい。

つまり彼はたぶんホームレスでその施設に入り住民票を手に入れ就職し(日本では住所がないと就職できない)やっと部屋を借りられた、ということなのだろう。

しかし、彼は居なくなった。やっと借りたであろう北区のアパートを管理する不動産会社から問い合わせがあったという話も聞いている。

彼はどこに行ったのだろうか? 故郷に帰って暮らしているのだろうか? 東京に来てホームレスをして生きてきた20代の本当の心の声は何を言いたかったのだろうか?

いまとなっては同情しかない。

sundaynovember042012

中バコできる

やっとこさ「R.P.G.」中バコができた。

ふぅー。まさに絵を描くか彫刻を彫るかの如く、少しずつ形作っていく作業だった。

次は『小バコ』作りに入るわけだが、こっからが本番である。今までは下準備にすぎぬ。小バコは細かいディテールを描写せねばならぬ。肉をつけなければならぬ。血をかよわせなければならぬ。「彼女ら」に命を吹きこまねばならぬ。

fridaynovember022012