太公望

宮城谷昌光氏の「太公望」を読む。

紀元前11世紀の商周革命を描いている。太公望は仙人みたいな老人ではなく、革命を目論み地下で暗躍するレジスタンスの若きリーダーとして描かれている。

個人的には同じ歴史的事件を体制側(紂王&箕子)から描いた「王家の風日」のほうがおもしろかった。俯瞰でどういう出来事だったのかがわかるから。

「太公望」は、危機一髪のところで救われたり生き別れになっていた仲間と偶然再会したり、若干「ご都合主義でない?」という感じが否めない気がした。

太公望〈下〉 (文春文庫)
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宮城谷 昌光
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thursdayjuly052013

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