トータル・リコール(2012)



空飛ぶ車が見たくてこの映画を借りた。

シュワちゃんの「トータル・リコール」も観たはずだが、ストーリーが異なってる? シュワちゃん版をよく覚えていない……。

ストーリーは……まあともかく、「空飛ぶ車(磁力ドライブで浮いている)」「立体移動するエレベーター」「手の平に埋め込まれている携帯電話(ガラスに手をあてるとモニターが表示される)」「ホロスコープ(インターフェイスの他にも顔を変えるという使い方も)」など近未来ガジェットはよかった。

描かれている近未来世界も三種類ある。ブレード・ランナー的アジアンで雑多な街(コロニー)、富裕層が暮らす明るく綺麗な街(ブリテン)、化学戦争のため人類が住めなくなった終末的世界(ノーゾーン)。これだけでも近未来ファンとしてはうれしい。

ま、ストーリーは……だけどさ。

saturdayjuly272013

掘出し物に出会う

本日は雨天なり。新宿へぷらっと行く。スネア・スタンドの掘出し物でもないかと。

はじめに山野楽器に行ったがお目当てのパールのS-790が置いてなかった。次にダメ元でイシバシ行く。そして神のめぐり合わせか、中古のパールのS-790が2,600円ほどであった! これは買うしかない! 即購入しました。

で山野戻り消音パッドを買う。ふたつ合わせても4,000円ほど! こりゃいい買い物をした!

ドラムを打つときに「力み」は禁物である。しかしわかっちゃいるけどそれが難しい。

天才でもないワタクシの場合、パターンやフレーズも何度も何度も反復することでやっと「歌」になる。

村上ポンタ秀一先生の動画は宝の山だ。タメになるものがたくさんつまっている。いまだに勉強です。

wednesdayjuly242013

遊星からの物体X



この歳になってはじめて「遊星からの物体X」を見た。いや、見れた。

これは1982年の作品だ。ワタクシはまだ小学生。とてもじゃないがこわくて見れなかった。そしてようやく今見た。

すばらしい!

82年の作品とは思えない現代でも見劣りしない斬新さ! とくに上の有名なシーンは名シーン中の名シーン。映画史に残る名シーンだろう。

照明や血糊などをつかって「怪物」をリアルに見せようとする工夫がされている。それがまた「味」になっている。

「エイリアン」もそうだったけど、最近の映画はなんかが発達しすきて「見せ過ぎる」ていると感じる。逆に「味」がなくなっていると思う。

「遊星からの~」は「だれが怪物だかわからない」「だれも信用できない」という疑心暗鬼に陥るサスペンスの要素もあるので深い。

ついでに、「遊星からの~」の前日譚である2012年作の「遊星からの物体X ファースト・コンタクト」も見た。前作に対するオマージュも盛り込まれよくできているが、やっぱりジョン・カーペンター作のほうがいいな。

wednesdayjuly172013

パラディドる

ひさしぶりに太鼓の練習をした。

村上ポンタ先生がリズム・パターンやフィル・インのなかでパラディドルをつかっていたのでパラディドルの練習をした。

ディドルの部分をダブル・ストロークでやっていたが安定しない。16ビートのリズム・パターンでのパラディドルはテンポがゆったりなのでシングルで「タンタン」とやったほうがいいような気がする。

またはシングルともダブルともつかない曖昧な打ち方でもいいかもしれない。

村上ポンタ先生の演奏はいまだに研究の余地がある。単純にフレーズの参考にもなる。フラムとパラディドルを合体させたようなフレーズを何回もリピートした結果、その手順は「rLLRLLR」ということが判明した! YES!!!

あと、村上ポンタ先生の左手のマッチドからレギュラー、レギュラーからマッチドへの切り替えの速さとパターンの豊富さだけでも驚愕なのです!

村上ポンタ先生の一番最近のセット。カッコいい。
tuesdayjuly162013

「みんな!エスパーだよ!」最終回を観て

テレビ東京で放送されていた「みんな!エスパーだよ!」が最終回をむかえた。

正直なところ前半まではおバカでよかった。サイコメトラーが登場する回なんかは不覚にも泣いてしまったほどだ。

それなのに後半から急にクオリティーが落ちた。園子温監督、モチベーションなくなっちゃったのかな?

そこで「自分ならどういう展開にするだろう」と考えた。

テルさんが恋する回は着想はなかなかいいのでもうちょっと工夫すればもっと良くなりそう。たとえば、幻覚を見せられて恋に落ちたテルさんは愛を知り、セックスを経験し、そして失恋する。そこで人間として成長すると同時に超能力も成長し、エロいもの以外でも動かせるようになる、とか。

その際、テルさんを救うべく「幻覚を見せる能力」をもつ女エスパーと対決する嘉郎は、「テルさんを助けたい」という強い気持ちから自分自身も「幻覚を見せる能力」を覚醒させサイキック・バトルに勝利する。

その後は、やはり原作と同じように殺人鬼エスパーを登場させダーク路線に舵を切る。

やっぱり紗英は死んでもらわないといけない。それによって嘉郎はみんなの前から姿を消す。自責の念に苛まれる教授。残されたエスパーたちは協力して犯人をさがす。しかしまたしても殺人鬼エスパーに仲間が殺されてしまう。なんとか犯人の居所を突き止める美由紀だったが犯人に追い詰められ絶体絶命のピンチに。しかし突然犯人は苦しみだし発狂してしまう。現場から去る制服の男子の姿。

次の回には何事もなかったような平和な日常が展開される。紗英も生きているし、嘉郎も以前のようにノー天気。

しかし、それは嘉郎が事件に関係する全ての人間の記憶を操作したせいだった。嘉郎の力は東三河一帯の人々全員の記憶を操作できるほど強いものになっていた。そして殺人鬼エスパーを発狂させたのも嘉郎だった。

みんなで紗英を殺した犯人を探したときに使ったアイテムなんかを見て記憶を取り戻すテルさん。そしてそれが嘉郎の仕業と知る。嘉郎を説得しようとするテルさんだったが自分の世界に埋没している嘉郎は聞く耳をもたない。それどころか、自分の世界を壊そうとするテルさんを憎悪する。嘉郎に幻覚を見せられ死の淵にたたされるテルさん。嘉郎と闘いたくないテルさんだったが追い詰められ仕方なく念動波を放つが嘉郎の姿がテルさん自身に変わる。テルさんは自分自身に念動波を打ち込み絶命する。

日常に違和感を覚えた教授はとうとう自分たちが嘉郎に記憶操作されていたことを突き止める。が、手がかりをエスパーたちに残して嘉郎に殺される。

教授の手がかりにより嘉郎と対決するエスパーたち。しかしまったく歯が立たない。嘉郎を愛する美由紀はダーク・サイドに堕ちた嘉郎を憎みきれない。しかし嘉郎は容赦なく美由紀を殺そうとする。深い哀しみのなか、美由紀は覚醒し嘉郎と同レベルの能力を開花させる。

嘉郎とのサイキック・バトルに勝利する美由紀。嘉郎は自分自身の精神を操作し内的世界に閉じこもる。泣き崩れる美由紀。

幸せそうな嘉郎の顔。嘉郎の見ている光景は紗英と二人っきりの世界だった。完。

みたいな?

mondayjuly082013

太公望

宮城谷昌光氏の「太公望」を読む。

紀元前11世紀の商周革命を描いている。太公望は仙人みたいな老人ではなく、革命を目論み地下で暗躍するレジスタンスの若きリーダーとして描かれている。

個人的には同じ歴史的事件を体制側(紂王&箕子)から描いた「王家の風日」のほうがおもしろかった。俯瞰でどういう出来事だったのかがわかるから。

「太公望」は、危機一髪のところで救われたり生き別れになっていた仲間と偶然再会したり、若干「ご都合主義でない?」という感じが否めない気がした。

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thursdayjuly052013